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対物レンズ換装 その1 タムロン編2011-03-26(Sat)

3月は繁忙期なので、野鳥撮影に行けません。
なので、どうしても機材ネタが多くなります。
今週末は姉の見舞いに大阪へ・・・


BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
いろいろと試行錯誤を繰り返し、ついに最後は安直な方法へ逃げました。
一般のカメラレンズ(望遠レンズ)を選んで、そのレンズのヘリコイドをそのまま
利用しようと考えましたが、現実は厳しかったです(大汗)。

■対物レンズの換装 タムロンレンズ編
一般のカメラレンズの鏡筒に、天体望遠鏡の対物レンズを装着するためには
カメラレンズの長さ、ヘリコイドの形状とそのストローク長、対物セルの口径、
ズームレンズのズーム方式、レンズ構成、重量、マウント等の情報を事前に把握
していないと、レンズの選択が出来ません。
しかし、製造中止の古いマニュアルレンズで、かつジャンク扱いのものは・・・
必要な情報が事前に入手できないのが、ほとんどです。
手元に届いて初めて使えるか否かの判断することになります。
全くのバクチ! 外れて当たり前の確率でジャンクレンズを物色。
一番重要な判断基準は、ヘリコイド。
「ピントリングを回転させて、どの位鏡筒が伸縮するか?」
これが全てです。
 
構造上条件を満たすのはインナーフォーカス以前の古い初期型レンズです。
当初は超望遠ズームレンズに絞って、ジャンク品を入手しました。
そして今回入手したレンズは、タムロンの超望遠マニュアルズームレンズです。
落札価格は5000円、内部レンズにカビとバルサム切れ2箇所のジャンク品で
届いて、あまりの美品に驚きました。
喜び勇んで、手に持ってガーン! 重い! とにかく重い! 鉄の塊そのもの!
取り回しは良いサイズなのですが、ほんとに撮影しながら筋トレが出来そう(大汗)
cskagoshima-img600x399-1297835861vlqy2u64188[1]

●ヘリコイド・・・この操作性が一番大切なポイントです。 
肝心のヘリコイドの質感はとても良いです。
ヘリコイドのピントリングを回転させると最大3cmほど鏡筒が伸縮しました。
3㎝のストロークがあると、短焦点の対物レンズを使用すれば合焦範囲が
最短5m~無限遠まで十分に狙えます。対物がBORG71FLでもOKです。

この3㎝の伸びを得るのに、ピントリング1回転(正確には300度)が必要で
ピントリングが80φと結構太く、リング1回転の操作は手持ちでは少し辛いです。
せめて半回転位ならば使いやすくなるのですが、三脚使用が前提なので、
一応合格点とします。
キャノンのNFD500㎜F4.5Lも同様ですがマニュアル時代の超望遠レンズは、
少し微動なヘリコイドが多いようです。

超望遠レンズなので手持ち撮影用の操作には、向いていないかもしれませんネ 

●ズーム
残念ながら・・・
このレンズはズームが回転式で、一般の直進ズームと異なり鏡筒が伸びません。
ズームレンズを選ぶ理由は、ズームによるこの鏡筒の伸縮を期待しているからで
ヤフオクの掲載写真からでは、その点が判断出来ませんでした。
ヘリコイドによる3cmの鏡筒の伸びでは、長焦点の対物レンズ使用は厳しい。
私の持っている対物レンズで、この筐体が完全に利用出来そうなのは
BORG71FLとタカハシFS60CBの2点だけですが、他のレンズでも
撮影範囲が相当制約されますが、3㎝あれば結構使えると思いますが・・・
いずれにしても、短焦点専用の鏡筒になるのは間違いありません。

果たしてこれらの対物のために、玉抜きをすべきか1週間ほど悩みました。
ジャンクでないものは、いまでも4万円位?
このままヤフオクへ・・と何度も思いました。
元々、71FLはBORGの鏡筒を利用すれば、1kg程度の軽量システムです。
それがタムロンの鏡筒を使うことによって3倍の重量になりますから、冷静になって
考えると、玉抜きをする意味が見当たりません。
しかし、このタムロンレンズ200-500mmの見栄えと質感&操作性がとても
良さそうなので、何とかして使いたいという思いもありました。
そこで将来的に対物レンズをBORG71FL以外のものにすることを前提に
タムロン200-500mmの全玉抜きを無謀にも断行しました。

●玉抜き作業
久々に本格的な玉抜き作業です。
ところが、この前玉、何度やっても私の工具ではどうしても抜けません。
始めて直ぐに挫折です。翌日も何度やってもダメ! 
前玉ガダメなら気分を変えて接眼部の後玉へ。でも後玉もダメで、途方に暮れました。
次第に、いらいらが頂点を迎え・・・遂に暴挙!!!
トンカチで前玉割です。とても気分が晴れてスッキリしました。
しかし、これをやってしまうと、細かいガラスの破片がヘリコイド内部まで
入り込んで、大変なことになります。今まで何回も、これで失敗しています。
案の定、スムーズで操作性が良かったヘリコイドが、ピントリングを回すと
ガリガリの状態になってしまい、終いには途中で動かなくなってしまいました。
分かっているけど止められない、繁忙期で相当にストレスが溜まっていたようです(涙)

いつもなら、これで諦めて捨ててしまうのですが、今回は筐体の程度が良いので
諦めきれません。
結局、ヘリコイドを分解し、ヘリコイド溝のグリスとガラスの破片を綺麗に取り除き
新しいヘリコイドグリスと交換しました。大変な手間が掛かり・・とほほ・・。
IMG_0178_R.jpg

その後も中玉や接眼部の後玉の玉抜きは鏡筒が長くて深いので、専用工具がないので
お手上です!
イモネジや隠れネジが多いレンズで、玉抜きしなければ良かったと反省の日々。
一番大事なヘリコイドを取り外した後は、何度も挫折しながらドリル、ハンマー、
ペンチを使って破壊しながら玉抜きを続けました。
イモネジは緩まないように接着剤が使用されているらしく、事前に溶剤を
用いて接着剤を取り除いてから始めるのが正しい作業手順なのですが、
今回は完全無視で、1週間で結局精密ドライバー3本とドリルの刃を2本ダメに
しました。
昔のマニュアルレンズは緻密で、とても頑丈な設計です。
そのお陰で作業が全く進まず、とても疲れました。もう二度とやりたくありません

●絞り
当初は立派な絞りが、付いていました。
一般のカメラレンズを利用するかぎり、この「絞り」は是非残したいと思い・・
絞り周辺は慎重に作業を進めていましたが、不注意で絞りユニットを傷つけて
しまいました。仕方なく取り外し・・・(涙)。 とても悔いが残ります。

●三脚座
超望遠レンズなので、三脚取り付けブラケットはメーカー製のLブラケットが標準で
付いています。とてもスムーズに回転し出来が大変良いのですが、位置が接眼部に
寄っているので、対物レンズによってはバランスがとりにくいかも??
すっきりとしたデザインが私好みなので、このまま使用することにします。

●対物レンズ装着
対物レンズ選択とそのの位置決めが次に大切なポイントです。
タカハシFS60CBでは鏡筒が長すぎたので、BORG71FLを選択。
BORG71FLの対物レンズは、直ぐに元に戻せるように周りをテーピングして
タムロン200-500mmの鏡筒に押し込んで、仮止めしました。
事前の対物セルの位置決めが、少しいい加減だったので、5㎜ほど長い・・・
このままでは合焦範囲が3m~100mの近距離用のシステムです(涙)。
IMG_0197_R_20110326233308.jpg

試しにBORG77EDⅡも装着してみました。ストローク3cmの幅で
約7m~200mの範囲を合焦させることは可能なようです。
BORGの対物レンズ専用にするつもりならば、加工してBORGの延長筒を
埋め込み固定することも可能なのですが、対物レンズが決まっていないので
今回は、この仮止めで作業終了しました。

●カメラマウント
当初付属のマウントはニコンでした。アダプトール2なのでペンタックスマウントに
交換しました。古いタムロンレンズはアダプトールというマウント交換システムが
あるので、とても助かります。

●完成
対物レンズ換装の完成写真です。
3kg弱の重さがありますので・・・、
間違いなく日本一重たいBORG71FLシステムです(爆)
まだ未完成ですが、自分では、美しいフォルム(機能美)とヘリコイドの操作性が、お気に入り♪
そうでも思わないと、こんな馬鹿げたことは出来ませんネ(笑)

外観はタムロンレンズ、それなのに中味はBORGって、面白いでしょう♪
実物を見て、この対物レンズが天体望遠鏡だと分かる人は、いませんネ。

この対物の着せ替え遊び・・・
最適なヘリコイドを求め、ますますエスカレートして
操作性の追求と共に味気ないズン胴スタイルの望遠鏡から、機能美の追求へ
ドレスアップする楽しみに変わりつつあります♪
しかし、見かけを良くするためには多少の犠牲は覚悟するにしても、
今回は、やはりこれでは重すぎます(涙)  
重くて操作性を損なうこと自体、論外の話で、少しやりすぎました(大汗)

●反省
新しいヘリコイドグリスを少し硬め仕様にしたので、ピントリングの回転が
以前よりも相当に重くなってしまい、グリスを交換するだけで操作性の感触が
こんなに変わるとは思いませんでした、交換前の方が断然良かった(涙)。
そして重量級のカメラレンズの分解玉抜きには、やはり本格的な専門工具が
必要ですネ 
痛感しました。安い工具による玉抜きは、もう懲り懲りです。

・・と言いながら懲りずに次回に続く・・。
次の犠牲者はナシカズームです。 

Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:写真日記

Comments(2) | Trackback(0) | チューブ・ヘリコイド その他合焦装置

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Comment

やってますね~(^^♪

その執着心、敬服します。

あーだこーだ考えるときって楽しいですよね~

2011-03-26 23:53 | URL | かつもる [ 編集]

かつもるさん こんばんは~
懲りずにいろいろとやっていますが
なかなか狙い通りにいかず・・・・
苦戦しています。
このシリーズ、後何回か続きますが
そろそろ終着点が見えてきました。
4月になると仕事が落ちつきますので
ブログに顛末をupしようと思います。
レスが遅れて、申し訳ありませんでした。

2011-03-28 22:30 | URL | 花助 [ 編集]

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花助

  • Author:花助
  • 上から読んでも、下から読んでも
    「とほ・ほ・・ほと」です。

    ・世田谷在住の親爺で~す。
    ・趣味はカヤック、風景や野鳥撮影
    ・好きな所 信州
    ・撮影機材 オリンパス
           キャノンとペンタックス

    ・天体望遠鏡と骨董レンズによる野鳥撮影に凝っています。

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