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対物レンズ換装  その2 ナシカズーム編2011-03-29(Tue)

■感動した選手宣誓
この春の選抜高校野球の選手宣誓は、ほんとに素晴らしかったですネ
プレーではなく選手宣誓で感動したのは、これが初めてです。


「がんばろう 日本!  生かされている命に感謝し、全身全霊で、
正々堂々とプレーすることを誓います。」


感動をありがとう♪
 

さて、ここから前回の続きに入ります。
以前ケンコーの500㎜F8レンズを入手して、玉抜き&対物換装を実行しようと
思いましたが、筒が細く短い上にヘリコイドによる鏡筒の伸びも少ないので
玉抜きは諦めました。その時にケンコー以外に検討したのが、ナシカズームです。
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
遂に気になっていたナシカズームを入手して、この鏡筒が使えるか確かめてみました。

■対物レンズの換装 第二弾はナシカズーム編
一般のカメラレンズの鏡筒(筐体)だけを利用するために、完成品の望遠レンズから、
全部のレンズを抜き去るというのは、その製品を完全否定することになりますネ
開発者の心情を察すると、あまり好ましい行為とは思えません。
特に、資本力のない中小企業がコツコツと地道に開発した製品ならば、尚更です。
今回、入手したレンズは下町の町工場が社運を掛けて製造した超望遠ズームレンズ。
まるでBORGの鏡筒を進化させたような製品を手に取りながら、これは玉抜きを
してはいけないと思いました。
しかし、大変しっかりとした魅力ある筐体で、元に復元できるように玉抜きを
すれば良いのだからと・・自分を納得させ、改造を実行しました。
なので、今回の玉抜きにおいては、破壊工作は一切無しです。
実際、とてもシンプル設計なので、簡単に玉抜きが完了しました。

天体望遠鏡の白い筒に慣れているせいか、当初は少し違和感があったフォルム
ですが、チタンカラーの鏡筒は斬新なデザインと相まって、とても個性的♪♪
とても高級感があって、素晴らしい質感と外観だと思います。

対物レンズの換装第二弾は、BORGの大先輩にあたる会社の超望遠ズームレンズ、
昔気質の熟練の職人さんが、真面目に作った純国産の製品を選びました。

天体望遠鏡で野鳥を撮影するようになったのは、何もBORGに始まった訳では
ないようです。今回紹介する望遠レンズは、元は天体望遠鏡を基本にしてて
レンズ構成は2群4枚の大変シンプルな設計になっています。
対物がセミアポクロマートで、それに鏡筒一体のヘリコイド、絞り、ズーム等
盛り沢山多機能鏡筒で、既に海外では一定の評価を受けています。
以前はBORG同様に天体望遠鏡を作っていた会社なのですが、天体不況の煽り
を受けて野鳥撮影に活路を見いだし、超望遠のズームレンズとして野鳥雑誌や
新聞に大きく広告を出しているので、ご存じの方も多いのでは?
ある意味、BORGよりも進んでいます。
このレンズを製造しているのが株式会社スリービーチ社という、足立区の
小さな町工場です。ネットで検索しても会社のHPもありません。

私は以前からこの会社のSUPER BIG916EとBIG808ZEという生産中止の製品に
狙いを付けて、対物レンズの換装の機会を窺っていました。
これらは野鳥撮影を主目的とした大型超望遠ズームです。この会社は以前
多種多様のズーム域を持つ製品を製造していましが、熟練職工達の高齢化により
大型製品の製造が困難となり、現在は大型のズームレンズは生産中止になって
しまいました。
ある意味、このSUPER BIG916Eは大変価値のあるレンズだと思います。

このズームレンズを選んだ理由は、レンズが2群4枚のシンプル構成。
全玉抜きがとても簡単そうです。前回のタムロンズームレンズには玉抜きに
大変苦労しましたので、何事も簡単が一番です。
また対物レンズの近くに対物の重量に耐えられるヘリコイドがあり、
直進ズーム方式は光路長の調製がしやすく、換装しても直ぐにそのまま使えると
思いました。
しかし、ヘリコイドの操作性とそのストロークの幅や、直進ズーム部分の作りに
写真からは一抹の不安がありました。とにかく現物を見ないと判断できないので
たまたまヤフオクで格安の出物があったので、思い切って落札しました。
BORGと違って、リセールバリューが高くありません。
だから中古品は格安で入手できますのが、生産中止なのでとにかく玉不足です。
欲しくても入手は簡単ではありません。ヤフオクでじっくりと待つことになります。


[ネットに載っていた販売店の製品コピーを転載]

東京の下町にある町工場・スリービーチ社は、知る人ぞ知る超望遠レンズの
専門工場です。
小規模だが、欧米の数多のカメラ専門誌に取り上げられ、海外での評価は
高いのです。
そのスリービーチ社の最大のズームレンズが、このSUPER BIG916Eなのです。

スリービーチ社以外のズームでは800mm(79万円)が最大なので、1600mmが
如何に凄まじいかお解りになる事でしょう。
超ド級の超望遠ズームSUPER BIG916Eは写す楽しみだけではなく、銀色に輝く
超ビッグな金属製のボデーは、所有する誇りすら満足させてくれます。
初期は少量生産ゆえに国内専用ですが、近い将来の海外市場での評価が楽しみです。

「SUPER BIG916E 開発は苦難の連続だった。今までのズームシリーズの光学牲能の評価が
高いだけにプレッシャーも大きかった。
デザイン的にも美しく、さらに世界最長のズームレンズで有るからには、解像力・画質共に
最高のレベルに持っていきたい。
数十~数百万円の高価な超望遠レンズと同等の光学性能、できればそれ以上を狙いたい。
そして、今、それを成し遂げた自信と満足感に浸っている。」

                        スリービーチ社開発担当 三浦敬雄
「仕様」
●光学系:セミアポクロマート、2群4枚構成
●スライド式ズームフォーカス 900~1,600mm F11~20[実効F値8.8~16]
●マニュアル手動絞り:6枚羽根
900mm時 F11-13-18-24
1600mm時 F20-23-32-44
●露出:瞬間測光のカメラは絞り優先モードで自動露出可能
→キャノン全機種とミノルタアルファの全機種・ニコンの高級機の一部、ペンタックスの多く・オリンパスOM1以外の全機種・その他、瞬間測光以外はマニュアル
●フィルターサイズ:82mm(ネジ込みキャップ内は77mm)
●ピント調節方式:回転ヘリコイド式(AF連動不可)
●最短撮影距離6m
●最短長41cm/最大長57cm/重量2kg
●フード組み込み/Tマウント方式/縦画横画ワンタッチ切り替え
●ケースおよび国内保証書付属
●日本製(スリービーチ社製)

※実効F値とは
SUPER BIG 916Eはレンズ構成枚数が少ないため、レンズの面反射が少なく
同等のF値を持つレンズより明るく使えます。
比較対象は8群10枚として、面反射のロスを計算の上算出した数値です。
以上。


これを読むと、少し憂鬱になりますネ
開発者の意気込みが、ヒシヒシと伝わってきます。それなのに・・・・
その開発者が一番大変苦労したズーム部分を、玉抜きして単にドロチューブと
して利用し、自慢のセミアポ対物レンズをボツにしようとしているのだから、
開発者にとってはほんとに酷い話です。
AFーBORGのための玉抜きならば、納得の行為だと思いますが・・・、
マニュアル操作のために、ここまでやる必要があるのか??? 
私自身、今でも疑問に思っています。皆さんは、絶対に真似しないで下さいネ 

■外観チェック
●鏡筒
オール軽金属製、その鏡筒のメタリックな輝きは相当に目立ちます。
触ると冷たいので、冬場はテーピングが必要。
鏡筒内部の遮光対策も全く手抜きなし、植毛紙や丁寧な内部つや消しが
コントラスト向上に寄与していると思います。
IMG_0241_R.jpg

●ヘリコイド
ピントリングの回転により最大3cm鏡筒が伸びます。
回転のトルク感も良くて、とても使いやすいピントリングですが・・・・
このヘリコイドには重大な欠点がありました。
ヘリコイドは動きが微動過ぎて、トビモノの野鳥撮影には全く使えません
3㎝のストロークを得るのに、太いピントリングを2回転強、正確には
730度回さないといけないなんて、私の基準では完全に問題外です。
それにしても、おかしいナァ・・・
このナシカズームは、超望遠ズームとして野鳥雑誌のバーダーにも広告
しているのに、ホントに野鳥用なのでしょうか???
間近の野鳥を撮影するのに、2回転もピントリングを必死に回す姿を
思い浮かべて、興ざめしてしまいました。
確かに1000㎜を超える超望遠ズームなので、ピントが浅くなるのは理解
できますが、この微動の操作感は、正に天体望遠鏡のヘリコイドです。
筐体の出来が素晴らしいので、ホントにがっかりしました
一時は完全に諦めました。しかし、このヘリコイドの致命的な欠点を救って
くれたのが、次の直進ズームです。

●直進ズーム
BORGの80φ筒に慣れているせいか、ドロチューブはこのサイズの
ものが動きがとてもスムーズで、一番使いやすいと思っています。
合焦装置としてドロチューブを使用する場合、これよりも劣るものは
使いたくありません。特に筒が細いミニミニドロチューブは、微妙な
ピント操作にはホントに不向きで、何よりも動きがイマイチです。
とてもヘリコイドの代わりになるようなものではありませんネ。
また、一般の直進ズームレンズのズームを、玉抜きしてドローチューブとして
使用しようと何回も試しておりますが、これもことごとく失敗しました。
適度なトルク感があって操作性がとても良さそうなのですが、ピントを合わせる
ために実際に操作してみると、このトルク感が邪魔して動きにムラが生じさせ、
思ったところにピタッと止まってくれません。微妙なピント操作には不向きで
結局、合焦装置としては全く使えませんでした。

さて、今回のナシカズームの直進ズーム、筒が細くて適度なトルク感があります
これまでの経験上、合焦装置としては全く使えないだろうと・・
最初から全く期待してませんでした。ドロチューブとしては8㎝も伸びますので、
これが使えると最高なんだが・・・・と思いながらいろいろと試してみたら
造りの精度が良いのか、このSUPER BIG916Eの直進ズームはBORGの
ドロチューブと同様に合焦装置として十分に使えることが分かりました。
適度なトルク感を保ちながら、精細なピント調製が出来ます。
これは使えます♪ 微動ヘリコイドで落ち込んでいた気持ちが、一挙にバラ色に!
しかし、
BORGのドロチューブで問題になっているガタが、この機種にも(涙)
最大8㎝伸ばした状態での使用は避けて、5㎝程度で使用すればOK。

IMG_0219_R.jpg

●絞りと三脚座
この機種は鏡筒中央部の三脚座の近くに6枚羽根の手動絞りが付いています。
簡単なものですが、白鳥の流し撮りには使えそうです。
対物レンズにBORG77EDⅡを使用し、最大に絞ってもケラレは
発生しないようです。試写は次回載せます。
三脚取り付けブラケットは逆L字のブラケットで、三脚ネジ穴は4つ。
回転もスムーズで格好だけではなくとても機能的。
IMG_0228_R.jpg

●カメラマウント
Tリング使用で、ほとんどのカメラが装着出来ます。

■玉抜き作業
シンプル構造なので、対物レンズはリングを緩めるだけで外れました。
接眼部の後玉は、直進ズームのイモネジを3ケ所緩めると簡単に外せます。
玉抜き作業の難易度としては、素人にも簡単に出来るレベルで助かりました。
それにしてもこの鏡筒は、作り精度がとても良いので簡単に分解出来ます。
短くなるので短焦点レンズにも使用できると思います。ネックは2㎏の重量・・
少し重くても、私としてはもう1本欲しいです。それくらいお気に入りに♪

IMG_0244_R.jpg

■対物レンズの換装
換装後の対物レンズは、BORG77EDⅡかビクセンのFL80Sを予定し
対物セルの位置決めと焦点範囲の調製を行いました。
ビクセンのFL80Sは接続が困難なので、今回はBORG77EDⅡを選択。
元々この916に付いていたリングに、BORGの延長筒を強引にはめ込んで
仮止めしました。衝撃を与えると簡単に外れそうなので、いずれしっかりとした
固定方法を考えたいと思います。
IMG_0255_R.jpg

■完成後の感想
BORG77EDⅡを使用した完成写真は、以下の通り・・・
IMG_0271_R.jpg

916のフードを外せば、もっとスマートな外観になると思います。
使い方としてはヘリコイドが微動なので、三脚や手持ち一脚を使用し
まずズームをドロチューブとして素早く操作してピント操作を行い、
微妙なピントの追い込み操作をヘリコイドで行うというパターンに
なりそうです。結局BORGの合焦操作を一般のカメラレンズ並に・・・
と思っても、ドロチューブから抜け出すことは出来ませんでした
トビモノを撮る場合は、咄嗟のピント合わせはドロチューブの方が早い
場合も多いので、最初からこんな散財と資源の無駄を繰り返さすこともなく
男らしくピントはBORGのドロチューブ1本と決めて、それを極めた方が
良かったかもしれません。
しかし、この916にはBORGに無い魅力があります。これはこれで良かった
と自分を慰めています。

これには続きがありまして、916の筐体の出来が良いことに驚いた私は
弟分の生産中止レンズの2機種も入手してしまいました。
この2機種の入手は、いろいろと事情があって結果として失敗だったと
思っています。
IMG_0277_R.jpg

あまり気は進みませんが、もし要望があれば、その理由と顛末を
書きたいと思います。

さて次回は、このシリーズ第3弾最終編、他の望遠レンズとこれまでの総括に
なります。期待しないで、お待ち下さい。

Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:写真日記

Comments(2) | Trackback(0) | チューブ・ヘリコイド その他合焦装置

菜の花ハイチュウ « home » 対物レンズ換装 その1 タムロン編

Comment

わたしのお気に入りのレンズでもあるので大変参考になりました。
ウッシャ~!

2011-03-30 18:22 | URL | 気まぐれ童人 [ 編集]

気まぐれ童人さん こんばんは~
ご愛用のレンズ916Eを分解し、レンズを入れ替えて
もっとシンプルにして使用することにしました。
筐体がしっかりとし造りが良いので、これから長~く
愛用していこうと思います。
このレンズは情報が少ないので気まぐれ童人さんのブログ
を参考にして情報収集をさせていただきました。
感謝で~す♪

2011-03-30 23:40 | URL | 花助 [ 編集]

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花助

  • Author:花助
  • 上から読んでも、下から読んでも
    「とほ・ほ・・ほと」です。

    ・世田谷在住の親爺で~す。
    ・趣味はカヤック、風景や野鳥撮影
    ・好きな所 信州
    ・撮影機材 オリンパス
           キャノンとペンタックス

    ・天体望遠鏡と骨董レンズによる野鳥撮影に凝っています。

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