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望遠レンズの手持ち撮影用の撮影補助装置  その3(実践と検証) 2010-12-02(Thu)

■メタボ万歳♪
手持ち撮影をするために補助具を使って、人の体にレンズやカメラ機具を
固定する方法は、「かえってカメラブレが多くなるのでは?」と考える方も
多いかもしれませんネ  でも心配ご無用です。
重量負荷の分散を上手に行えば、手ブレの大きな原因である腕の負荷が
ほとんど無くなりますので、手持ちでもブレの少ない写真が撮れます。

確かに人間の体は、呼吸・心臓の鼓動や血液の循環により絶えず動いています。
しかし、これらの振動に直接影響のない箇所に、重い機材の荷重を分散出来れば
人の体は65%が水分ですから人体が振動吸収剤&天然のビーンズバックの
働きをしてくれます。

とても不安定のようで、実際にやってみると安定しているというのが感想です。
正にメタボ万歳なんですネ(笑)


■仰俯角について
さて、前回まで超望遠レンズやBORGなどの天体望遠鏡を、手持ち撮影をアシスト
するための補助機材について、いろいろと試行錯誤を繰り返しながら・・・・
手持ち撮影の補助具になりそうな機材を紹介してきました。
遂に、今回は超望遠レンズ(又はBORG)の手持ち撮影補助具のマトメです。
私はビデオ撮影機器に手持ち補助具のヒントを求めましたが、そもそも撮影機器の
用途がビデオとカメラとは大きく異なることを見落としておりました。
使用目的の違いから生じる両者の差が、ビデオ専用補助具を使用する際には写真撮影の
問題点として浮かび上がってきました。
結局、手持ち撮影の良さを追求して補助具に頼りましたが、重量級の望遠レンズでは
補助具の使用による弊害も大きいことが分かりました。
なかなか上手くいきませんネ(涙)
確かに、これらの補助具を使用すると手ブレが大幅に減り、重たい望遠レンズを
水平にして、そのまま手持ちで30分以上構えても大丈夫になります。
また、目の前を横切る被写体を、素早く移動しながら撮影することも出来て・・・
これは、やはり凄いです♪

しかし、機種によって差がありますが、補助具を使用しない手持ち撮影に比べて
撮影できる範囲、つまり仰俯角(ぎょうふかく)が相当狭くなってしまいます。
水平を基準として上向きの角度を仰角(ぎょうかく)、下向きの角度を俯角(ふかく)と
言いますが、特に仰角の狭さには閉口してしまいます。
これ・・・猛禽撮影では致命傷だと思われるくらい酷いです(涙)


◇下の写真はハンズフリーショルダーパッドを使用した場合の撮影可能な範囲
20101107ndf500.jpg
前2回の復習を兼ねながら、その問題点と解決方法に触れたいと思います。



■手持ち三脚方式
これは自由雲台を三脚に付けて、手持ちで三脚を使用し手ブレを防止する方法です。
広く知られているは、小型三脚の脚を広げて体に押しつけて固定する方法ですネ
いわゆる小型三脚の胸当て方法は、軽いレンズならば効果はありますが、
重たい超望遠レンズでは、重量に耐えられず全く通用しません。
そこで前回紹介したように三脚の脚を伸ばして、腹で固定することで荷重負担を
軽減させました。
今回は前回の問題点の解説と、より効果的な手持ち用の撮影補助パターンを再度
いろいろと試してみました。

①一脚腹固定方式
私は、1本の脚を伸ばして腹に固定し、残り2本の脚を広げて脇に挟み込む方法を
試しましたが、この腹当て方式ならば重量級のレンズでも耐えられます。
sstool0024_R.jpg

腹ベルトに三脚の脚一本を伸ばして固定すると、その固定した部分にすべての
重量が掛かります。これだと手持ちの一脚使用の場合と全く同じで、三脚を
利用するメリットが感じられません。

②一脚腹固定のショルダーリグ方式
三脚の1本の脚を伸ばして腹に固定し、残り2本を広げて左右の両肩で
支える方法
写真のように補助具を使用すると左腕が完全にフリーなりますので、
ピント操作に専念できます。

sstool0016_R.jpg

腹ベルトに1本の脚を固定しますので、全重量を腹(ベルト)で支えることに
なります。肩に載せた2本の脚には全く荷重がかからず・・・
重量アシストというよりカメラポジションの安定化の働きをします。
三脚のセンターポールが邪魔で、センターポールを外しても大丈夫な三脚が
使いやすいです。
操作上の使用感は、手持ち一脚と同じで・・・、感想は上の①と同じです。
私は両肩の高さが一緒でないようで、両肩に載せた2本の脚がやはり邪魔に!

③固定しないショルダーリグ方式
脚1本を伸ばして固定せず、残り2本の脚を広げないで右肩に載せる
シュルダータイプです。
これは全く期待していなかった方法ですが、実際にやってみたら
かなり優れもので、これならば重量級レンズでも十分に耐えられる
と思います。手持ちで三脚を使用するメリットが有ります。
三脚をもう少し大きめにして、これに肩パットと背当てを付けたら完璧ですネsstool0001_R.jpg

お腹で固定しないのですが、重量は肩と腹で分担してで支えることになります。
とても安定していて、ポジョニングも楽でセットして直ぐに撮影に入れます。
また体に固定していないので、撮影できる範囲が広いです。

●仰俯角
撮影できる範囲では、上下については③>②=①で、固定しない方が
圧倒的に有利です。①及び②は腹で固定するので、屈めません。
下も上も直ぐに限界になってしまいます。
◇下の写真は①の下向きと上向きの限度です。
3脚

●移動時の疲労感
いずれの方法も、レンズとカメラを三脚にセットしたまま移動できます。
②及び③は常に右手をカメラグリップに添えていて、肩よりも高い状態
なので長時間の移動は右手がとても疲れます。また③は肩に重み感じ
肩がとても凝ります。

●問題点と解決法
高い位置の被写体を撮影するのは、かなり厳しいです。特に①については、
真上の野鳥には三脚ごと高く持ち上げないと撮れません。
③は体に固定していないので肩に載せている2本の脚を肩を支点にして
左手でレンズを上に持ち上げて、脚を胸当ての位置まで移動させると
高い位置の被写体も撮影できます。

しかし真上を通過する野鳥には、この方法でも厳しいです。
◇下の写真は③の場合 ストッパーが無いので重量を顔面で支えています(大汗) 
sstool0003_R.jpg



■手持ち一脚方式
腹ベルトに一脚を固定して使用する方法です。
大変シンプルで使い勝手がとても良いので、今では私の必需品になっています。
最初は頑丈な一脚を使用していましたが、軽量一脚に替えても効果が変わないのが
分かったので、超軽量の一脚を使用しています。
sstool0019_R.jpg

●仰俯角
先に説明した手持ち三脚方式①一脚腹固定方式と全く同じです。
上下方向の撮影範囲が大変狭いです。
先にメタボ万歳と叫んでおりましたが、実はこの方法ではメタボだと
お腹が邪魔して深く屈めません(涙)
仰俯角は一番小さくて、これが最大の弱点になっています。
1脚

●移動時の疲労感
とても軽い一脚(360g)に替えてから、軽快に移動できるように
なりました。一脚の耐荷重を完全に無視して使用していますが・・・
全段を伸ばすわけで無いので、軽くても十分使えます。
私は散策しながら撮影するスタイルです。なのでこの快適さを味わうと
もう重たい手持ち三脚には戻れません。

●問題点と解決法
一脚を腹で固定する方法なので、上下の撮影範囲が相当限定されます。
このままでは高い位置の野鳥は撮れません(涙)
軽い一脚なので、一脚ごとレンズを高く持ち上げても全く苦になりません。
そこで被写体が高い位置にいるときは、腹固定していた一脚を
腹バンドから抜いて、固定を解除して完全手持ちで対応しました。
これが一番簡単な解決方法で、これならば真上もOKです。


■ショルダー方式
先に解説した手持ち三脚方式の③固定しないショルダーリグ方式や
手持ち一脚方式と内容がダブリます。
ショルダー方式といっても体に固定する場所によって、肩の重量負担が
全く無かったりして面白いです。
●胸支持型
ヤフオクで入手した2980円のハンズフリーショルダーパッドに
3㎏弱の望遠レンズ+バッテリパック付のEOS7Dで重量4㎏という
またしても耐荷重を全く無視して使用しましたが、意外なことに問題なく
使用できました。
sstool0022_R.jpg

しかし、胸が圧迫されるので、半日付けて撮影していると胸が痛くなって
少し苦しいです。

胸当て方式は、固定方式の中では撮影範囲が広くて、かなり実用的でした。
背当ての影響なのか、これも高いのは苦手です。もちろん真上は撮れません。
2980.jpg

予想外に使えるので、本音としては皆さんにもお勧めしたいのですが・・、
耐荷重の問題があるので、「決して真似をしないで下さい」となります。
●腹支持型
試したのはソニーのビデオ用補助具を真似して、簡単に作ったものなので、
詰めが甘くて・・・、これは改良の余地が大きいです。
このタイプはカメラをセットしてからポジショニングに時間が掛かります。
使用感及び撮影できる範囲は、お腹で固定するので手持ち一脚と同じですネ。
sstool0023_R.jpg

仰俯角は狭い
自作
メリットは三脚・手持ちの切替がワンタッチで出来るくらいで・・
システムが重たくなるので、散策撮影派としては出番が無いかも??
自作が好きな方は、この方式は結構楽しめると思います。



■感想と問題解決について
このシリーズは面白くて、いろいろとやっているうちに、すっかり嵌って
しまいました。自分のために今後も続けて参りたいと思います。
難しかったのは、機材説明のための自分撮りで、これには困りました。
全く1人で撮影していますので、三脚数本と補助用品を持って・・・
全く両手が塞がって身動きが取れなくなりました。
そして、すました顔で三脚を肩に載せ体を上下させて自分撮りなんて・・・・、
ほんとバカ丸出しですネ(大汗)
住宅ローンに教育ローン、おまけに事業ローンといろんな借財を
背負っていますので、三脚を背負うことぐらいは大した問題では
ありませんが、人目に付くのは恥ずかしいです(笑)

最後に
ご紹介したものについては、すべて手持ち補助具としての効果が、
認められますので、お暇な方は自己責任でお試し下さい。
問題となるのは、すばり上下の撮影範囲です。特に仰角の狭さを克服しなければ
野鳥撮影には使用できません。

解決法としては、固定式を解除することです。
手持ち一脚方式の場合、被写体が高い位置にいるときは、腹固定していた一脚を
腹バンドから抜いて、一脚ごと持ち上げて完全に手持ちで撮影します。


また、手持ち三脚の③固定しないショルダーリグ方式では、元々三脚を固定していません
ので、肩を支点にして三脚を少し持ち上げると、かなり高い位置の被写体でも撮影
することが可能です。
ただし真上は厳しいです。

全くお金を掛けない方法で、ビデオ機器を参考にして手持ち用の補助具について
いろいろと試行錯誤を繰り返しましたが、やはり私の頭では限界があります。
もし、手持ち撮影用サポート用品について、面白い情報がありましたら
是非お教え下さ~い。よろしくお願いします。

今回は、私の手持ちレンズや三脚でしか試すことが出来ませんでした。
はっきり言って、元々手持ちも可能なくらい軽い望遠レンズです。
総重量4㎏前後の機材での検証なので、あまりアテになりません。
近いうちにロクヨン+高級カメラを手持ちで撮影する場合(重量6.5㎏)の
検証を、友人W氏の機材を借りて必ず行いたいと思っています。
この結果を、お楽しみに♪

残念ながら、今回はBORG等の天体望遠鏡での検証が出来ていません。
補助具を使用しますと左手がフリーになりますので、手持ちでもフォーカサーの
操作が可能になると思っています。
しかし鏡筒を固定しますので、鏡筒を回しながらドロチューブで細かいピント操作
をすることが出来なくなってしまいます。
使い勝手から回転式のヘリコイド専用の手持ち撮影用の補助具として考えると
BORG101EDクラスでも十分に手持ちで使えると思います。

結論、手持ち撮影用の補助具は、確かに効果はありますが
補助具を使うことで、手持ち本来の自由な取り回しが損なわれてしまいます。
その限界を知って対応しないとメリットを享受できません。
やはり、私のトビモノの先生の忠告どおりです。
用具に頼らないで、「左腕を鍛えなさい」が一番ですネ。
何事も自ら実践して限界を知ることが大切だと思っています。
この超望遠レンズを手持ち撮影するためのサポート器具は、まだ未開拓分野なので
これからどんな補助装置が出てくるのか、今後の進展が楽しみになりました。

それと・・・
フィールドにおいて手持ち一脚の格好で歩き回るおじさんがいても、
鳥を追っかけているのではないので大目に見て下さいナァ~
長文、お許し下さい。 最後まで読んで頂いて感謝です♪


■望遠レンズの手持ち撮影用の撮影補助装置  その1(概要)
■望遠レンズの手持ち撮影用の撮影補助装置  その2(ビデオ撮影用の撮影補助装置を利用)
■望遠レンズの手持ち撮影用の撮影補助装置  その3(実践と検証)

Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:写真日記

Comments(4) | Trackback(0) | 望遠レンズの手持ち撮影用の撮影補助装置

プラネタリウム « home » 猛禽

Comment

こんにちは。

花助さんの検証作業、敬服致します。

自分も散策しながらの鳥見が好きですが、最近待ちで見る&撮る事が多くなっていて、やはり何か違うな~と思っていたところです。

でも重い三脚などの機材より軽い機材の方が気軽にあちこち散策できますね。

とても参考になりました。

これからも飽くなき探究心でチャレンジ&レポートお願い致しますm(__)m

2010-12-03 10:59 | URL | かつもる [ 編集]

かつもるさん どうもです♪
手抜きのリポートで、お恥ずかしいです。
身近な三脚等を使った手持ち撮影用の補助装置のアイディアは、
まだまだあって・・・・
いずれ、また皆さんに紹介したいと思っています。
今月になってから義父の容態が相当に悪くなったので、
これから週末の遠征は全く出来ない状態が続くと思います。
今月から繁忙期に突入しましたので、しばらくブログの更新も
出来ないかもしれませんが、こんな時でもハイチュウとコミミは
なんとかしたいで~す(笑)

2010-12-03 17:08 | URL | 花助 [ 編集]

「いろんな借財を背負っていますので・・・」←笑いました。

お義父さま、大変ですね。

我が家も身内でいろいろあって大変ですが、気晴らしの鳥見に頑張りましょう!

ハイチュウにコミミ、イイですね!

ハイチュウは一度だけ見たことありますが、撮影できず...

コミミはまだです。

横浜あたりにいそうなので猛禽探索に出掛けたいです!

2010-12-03 18:16 | URL | かつもる [ 編集]

かつもるさん おはようございます。
義父の件、もう厳しくなってきましたので
しばらく野鳥撮影は出来ないと思います。
これから帰省します。

2010-12-04 08:11 | URL | 花助 [ 編集]

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花助

  • Author:花助
  • 上から読んでも、下から読んでも
    「とほ・ほ・・ほと」です。

    ・世田谷在住の親爺で~す。
    ・趣味はカヤック、風景や野鳥撮影
    ・好きな所 信州
    ・撮影機材 オリンパス
           キャノンとペンタックス

    ・天体望遠鏡と骨董レンズによる野鳥撮影に凝っています。

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