スポンサーサイト--------(--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告

ジャンクレンズの全玉抜き その22010-03-16(Tue)

前回より続きます。
■カメラ工具
簡単だと思っていた玉抜き作業、工具が無いと素人には意外と大変な作業です。
当たり前のことですが100円ショップの精密ドライバ-だけでは、
すぐに挫折します。
ネットで調べて、安い専用工具(セット)を購入しましたが、これだけでもダメで
レンズを綺麗に抜くためには、まともな工具が欲しくなります。
安物のドライバーやカニメを、すべて買い換えたいのですが
玉抜きは一時的なものなので、ここでこれ以上出費するわけには行きません。
欲しくても、先立つものが無いので・・・ガマンですネ。
IMG_2580_R.jpg


■初めての玉抜き作業

私は、この「玉抜き」という手法に、今でも生理的な抵抗感があります。
以前、Secnatさん
「せっかく玉付きで生まれてきて、又これからも使える機能があるのに、無理矢理
その玉を抜くということは、何か股間が寂しくて・・、男として耐えられない(笑)」

と某掲示板に書き込んだことがあります。

Secnatさん曰く
「抜くだけではなく、新たな玉が加わり、より機能アップするのだから
これこそ男冥利に尽きるのではないか」

とユーモアで軽くかわされました。
なるほど・・機能アップして絶倫になる・・・玉を置換(チカン)する・・・・
それ以来、玉抜きする人は、良い意味で「ドスケベ」だと思っています(爆)

しかし今回の処置は、アクロマートAFシステムの方々とは違い、
カメラレンズの構造体のみを使用するために行う全玉抜きです。
いわゆる完全な去勢手術なんです。
決して、絶倫にはなりえません・・・ああ!! やはり心が痛みます。

落札して送られてきたレンズの中には、大変程度の良いモノがありました。
特に、ニコンの直進ズームレンズの出来はピカ一だと思います。
日本の良き時代に作られた精密機械の固まりのようなマニュアルレンズで
持ってみると、とても手に馴染みます。
何十年経っても、ピントリングやズームの操作性・感触等、全く申し分ありません。
実際に分解してみると、小さなネジ1本1本まで精密機械設計の技師や
レンズ職人さんたちの英知がぎっしりと詰まっているのが分かります。
全てが金属部品で、鏡筒の構造体も含めてホントに良くできています。
あまりの程度の良さに、そのレンズを大切に使用してきたカメラマンの思いまでが
伝わってきそうで・・・・正直、複雑な心境になりました。
このように程度の良いマニュアルレンズの前にしたら、なかなか玉抜き作業に
踏み切れるものではありません。
ヘリコイドや絞りだけのために、いかにジャンク品とはいえ、玉を抜く行為は
そのレンズ本来の役割をここで完全に奪うことになります。
私は、貧乏性というか・・・、やはり考えすぎなのでしょうか!!
ヤル以上絶対に失敗は、許されないと思いました。
かえって、最新の汎用AFレンズの分解の方が、どんなに気が楽でしょう!
今の汎用AFレンズは電気仕掛け&強化プラ多用(一体成形)&アジア製&軽量で安価、
5年も経たないうちに、その価値は確実になくなってしまいます。
これらは代々受け継がれるレンズにはならないでしょう。
今となっては貴重な機械式のマニュアルカメラレンズとは、元々次元の違う話なんです。
私にとっての玉抜き作業は、自分を納得させる理由と相当の覚悟が必要です。

■心境の変化
IMG_2628_R.jpg

前段で、いろいろと玉抜きに批判的な文章を書きながら・・・・
正直に言うと、この玉抜きの作業はとても面白いです。
専用工具でも、なかなか抜けなかったものが
工夫して抜けたときの喜びは、ある種の達成感があり、
これは結構夢中になります。
ほんとに慣れとは恐ろしい・・
最近では、カビやクモリのない綺麗なレンズを、抜きたいという
衝動に駆られます。  オイオイ、大丈夫かよ~

そんな自分を戒めるためにも、次の文章を載せます。
あるカメラ工具の購入先のネットに、掲載されていた文章です。

「分解をされる前に必ずお考えいただきたいことがございます。
 ご自分でお使いになられたカメラ・レンズの中でも
 貴重な写真機・レンズがあるはずです。
 まず御自分で分解される前に後世まで残さなければならい写真機・レンズではないのか・・
 を必ずお考えください 
 『代価を払ったので自分の物』 ではなく 『預かっている』 と思ってください。

 何年か前にゴッホの『ひまわり』を買われた某会長が『自分が死んだら一緒に燃やして・・』と
 おっしゃった方がいらっしゃいましたが、そうではありません。
 ・・・以下省略。」

 買ったものでも、決して自分の所有物ではなく、次世代への預かりモノの概念、
これは全く同感です。正に名言ですネ
私は、以前から生産中止のフローライトの天体望遠鏡などは、
次の世代への預かりモノだと感じていました。
同じ発想の人がいたんだ・・・嬉しいです。

・・・と、偉そうに書きましたが
これで終わらないのが人間の性(サガ)です。
一端、火の付いた、玉抜きの衝動、なかなか納まる兆しがありません(笑)
自分の中で「玉抜き、貴重な純正レンズでは決して行わない」というマイルールを作って
今は、自分自信の衝動に歯止めを掛けております。
一番の犠牲者が、トキナーのレンズかもしれません。


次回は、玉抜きの最終章・・
試写と問題点です。

Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:今日の独り言

Comments(6) | Trackback(0) | チューブ・ヘリコイド その他合焦装置

ジャンクレンズの全玉抜き その3 « home » ジャンクレンズの全玉抜き その1

Comment

レンズは思っていたのと違うようです

花助さま

全玉抜きに関する心境、とってもわかります。
「玉抜き、貴重な純正レンズでは決して行わない」このマイルールは思いつきませんでした。
私、玉抜きした後、ひとしきり遊んだら、(きれいに掃除して)レンズを元に戻す事を考えておりました。
だから、今、手許にあるのはPentaxレンズです。
ただ、やはりまだビビっているのでしょうか、力の入れ具合がわからず、一番前のリングすら回りません。分解するときには壊しても構わないつもりでやらないといけないのでしょうかね・・・


2010-03-16 20:38 | URL | ぐっち [ 編集]

花助さん おはようございます。

”ジャンクレンズの全玉抜きの記事、興味をもって読んでいます。
実は僕も、AFズームの全玉抜きを考えているのですが手持ちの古いレンズは同じような理由でためらいを覚え踏ん切りがつきません。
やっぱり解体に使うのは思い入れのないジャンクレンズをヤフオクで落札して再生させるのが一番ですね。
今のところ対物レンズと全玉抜きAFズームレンズの接続法の目途が立っていないのが現状です。
実際に行うのは先の事ですが、花助さんの記事から知恵をもらおうと考えています。
レンズの解体の方法、具体的に書いてくださいね。(笑)

2010-03-17 07:24 | URL | 夜啼猫 [ 編集]

ぐっちさん 
私もカメラはK7なので、当初はペンタのレンズを考えましたが、
NIKON→EOSとNIKON→4/3の電子マウントADをそれぞれ持っているので、
最初はニコンマウントのレンズで練習しようと考えました。
純正を買っていたのですが、純正は罪悪感からか・・・やっていて、
とてもストレスがたまるんです。
それとジャンクでも純正は値段が高いので、今はトキナーがメインになっています。
私はシグマとの相性がとても悪く、トキナーやコシナならばやっと綺麗に抜けることが
出来るようになりました。
今後は直進ズームから、一般のレンズに替えて、
操作性の検証をしようと思っています。
これらの詳細は、仕事が暇になりましたらご報告出来ると思いますので
しばらくお時間を下さ~い。

2010-03-17 22:38 | URL | 花助 [ 編集]

夜啼猫さん こんばんは~
101ED+D300Sの組合せでAF化ですネ
それもニコンのAFADを使用しない方法ですか??
全玉抜きでAF化とは、これは相当に難易度が高そうですネ
皆さん、レベルが高すぎですヨ~
私のやっているマニュアルフォーカスのための玉抜きって・・・
次元が低くて、やはり禁じ手なのかもしれませんネ
AFレンズは、分解による電気系の損傷まで気を遣わないといけないので
私には絶対無理です。
知識と技術のある人は、ホント凄いですネ
成功を祈っています。

2010-03-17 23:04 | URL | 花助 [ 編集]

花助様
こんにちは。
玉抜きに関してのご意見、大変楽しく拝読しました。
確かに昔のレンズには何とも言えない味と存在感がありますね。
最近パナG1で使うために古いレンズを買いましたが、値段は安くても写りはちゃんとしているし、細部の手の込んだ作りや仕上げのよさは、今のレンズにはマネのできないものです。
やはりジャンクでも無ければ難しいですね。
ZD70-300は何のためらいも無く前玉抜きしましたが(笑

2010-03-18 12:51 | URL | Well-U [ 編集]

Well-Uさん こんばんは~
私の価値観は相当古いので、ジャンクレンズに
対しての玉抜きに、当初は抵抗感がありました。
分解すると丁寧な作りに感心してしまいますネ
それが・・
今は、吹っ切れたというか罪悪感が薄れて・・・
快感に変わっております。
Well-Uさんは、最初から大物ですヨ~
あの高価なカーボン鏡を、堂堂と加工していますからネェ
これは絶対マネの出来ないことです。
それに比べるとZD70-300の前玉抜きなんて
ためらうはずがないと思っていましたヨ~(笑)

2010-03-19 20:19 | URL | 花助 [ 編集]

コメントの投稿

管理人のみに送る
 

トラックバック

この記事のTrackback-URL
http://khanasuke.blog1.fc2.com/tb.php/342-6489b7af

プロフィール

花助

  • Author:花助
  • 上から読んでも、下から読んでも
    「とほ・ほ・・ほと」です。

    ・世田谷在住の親爺で~す。
    ・趣味はカヤック、風景や野鳥撮影
    ・好きな所 信州
    ・撮影機材 オリンパス
           キャノンとペンタックス

    ・天体望遠鏡と骨董レンズによる野鳥撮影に凝っています。

とほ・ほ・・ほと観覧者へメッセージ

ブログ内検索


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。