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W.O. ZS66SDのAF化2009-05-18(Mon)

Secnatさんから、パナソニックG1によるボーグ(77EDII)の完全AF化に続いて、
William Optics ZS66SDのAF化成功のご連絡とそのリポ-トが届きました。
ペンタックスAFアダプタ-を使用したBORGWOのAF化は、簡単なので素人の私にも
経験がありますが、既存カメラレンズの玉抜きによるAF化は、専門知識と技術がないと困難です。
BORGで流行のニコンやペンタックスのAFアダプタ-によるAF化は、簡易のAF化としては
大変便利ですが、最大の欠点は、AF後にマニュアルによる微調整が出来ないことです。
いつも日の丸写真ばかりでは、撮ってる方もいずれ構図的に飽きてきますネ。
SecnatさんのAF化は、これらの欠点をカバ-した正に完全なAF化システムです。
特にマイクロ4/3のG1によるAF化は、大変珍しく価値があります。 
残念なのは、真似したくても真似が出来ないですネ。この改良は素人には無理かも知れません。
いずれは私も、マイクロ4/3のカメラを購入するつもりですので、今後の参考にさせていただきます。特にAFスピ-ドや、解像度に大変興味があります。

これより、Secnatさんのリポ-ト原文です。
**************************************
■William Optics ZS66SDのAF化
そもそもの発端は、家主さんがある日、台湾美人を連れてぼくの前をこれ見よがしに通り過ぎたことにあります。そのカリビアン・ブルーならぬ台湾ブルーに身を包んだいでたちに、なにによらず惚れっぽいぼくはひとめぼれして、このモデルZS66SD(青)をスタークラウドさんのサイトに訪ねたのですが、販売終了でした。家主さんからそれくらいでひるんではならぬとお叱りを受ましたので、そこをなんとかなりませんかと頼み込んだところ、店長が個人的に確保されていた一台を譲ってくださいました。

さて、このほどこのモデルをAF化しましたのでご報告します。
天体望遠鏡のAF化は、すでにPentaxやNikonのAFユニットを使ってみなさんおやりになっていますが、いずれも位相差検出方式で、ぼくが今回試みたのはコントラスト検出方式です。なんだそれだけのことかといわないでください。両者には技術的原理的に月とすっぽんほどの違いがあります。というわけで、超望遠のコントラスト検出AFの実用モデルは、寡聞にして、これが本邦初、ということはたぶん世界初、ではないでしょうか。とすると、この台湾美人はいまやミスユバースになったということであります。まったく想像だにしなかったことです。
p1730060_5.jpg

位相差検出AFは、ターゲットまでの距離をカメラ側で計算するもので、この計算は随時何回でもできます。決まれば、レンズにその距離だけ走れと命令します。全体として高速にことが運びます。コンティニュアスについても、随時細かく計算できますから、敏速な対応が可能です。泣き所はレンズ系の明るさの制限があって、みなさんはレデューサーやクローズアップレンズなどを入れて工夫されています。もうひとつは、カメラ組み立ての精密技術で克服されているとはいうものの、あくまで計算値で動きますから、動いたところにターゲットがきちっと居るかどうかは問うていません。よくサービスセンターに前ピン、後ピンの調整にカメラを出されるのはそのせいです。

コントラスト検出AFは、レンズが静止しているかぎり、ターゲットがどこにいるのかカメラにはまったくわかっていません。ですから、カメラはレンズに向かって、行って探して来いと命令します。
見つかればそこでピタッと停止することを命じます。行き過ぎてまた戻ってきたりもします。
これは撮像素子そのものが見ていますので、原理的にはピントとしてこれほど正確なものはありません。原則、レンズ系の明るさの制限はありません。いっぽう、コンティニュアスについては、カメラ側からはなにも情報の提供はありませんので、レンズが自分で動いて、どちらに動けばピントが来るのか探るしかないです。全体としてもたもたしていて、得意ではありません。
これを解決するために、最近の技術として、ウォブリング(wobbling) というのがあって、まだ特許の段階なのか、一部実用化されているのか、しかと知りませんが、これはAFレンズを四六時中、細かい範囲で前後に動かしていて、そのコントラストデーターの変移を微分してその正負を判定して、それによってレンズの動くべき方向を決めるものではないかと、自分としては想像していますが、早晩実用技術として確立することが期待されます。
今後の発展性としては、個人的見解ですが、NikonのAFユニットはすでに製造終了品であり、Pentaxの望遠鏡事業も縮小の方向にありやと聞いておりますことから、このコントラスト検出AF方式が脚光を浴びていくような気がしております。

以上、見てきたようなはなしですが、ぼく独自の理解によるもので、こういう解説がどこかに書いてあったというものではありませんので、そのおつもりでお読みください。

天体望遠鏡を(コントラスト)AF化するためには、その土台となる望遠レンズが必要です。
本年2009. 03. 18にオリンパスからZD70-300がコントラストAFに対応(同社の表現としてはハイスピードイメージャAFに対応)したという発表があり、ようやくいまになってこれを使うことになりました。
手法としては、ぼくの用語で「前群置換」というもので、レンズ前群を取り去り(切除して)、天体望遠鏡鏡筒で置換するものです。言葉でいうと簡単ですが、実際には生体の臓器移植と同じで、大胆な外科手術で、生命リスクをともない、そうでなくても、ことを誤ると拒絶反応があって使い物になりません。ただ、いったん成功した事例があればそのとおりにやればいいことで、さして困難なことではありません。
今回では66SD鏡筒を適切な光路長でZD70-300に結合すると同時に、AFレンズとしてボーグのテレコン「7124」を大はばに削って質量Inertiaを小さくして、内部に埋め込んで、これをあたかもインナーフォーカスのように動かしています。
4648[1]

また、別途、ボーグ77EDIIについても同様な試作システムを作り、正常な動作を確認しております。
4642[1]

現段階の性能諸元としては:
EXズームも利用して、およそ
Size L    f=1600mm F11
Size M   f=2200mm F11    
Size S    f=3200mm F11

となります。

合焦範囲は無限遠から数メートルの近接まで、通常のMF天体望遠鏡の場合と同じです。特別にさらに接近が必要なら、鏡筒の光路長が半固定にしてありますので、いかようにでも可能です。

試写の事例ですが、動き回って撮りずらいカラ類もAFならなんということはありません。
もちろん、G1に備わったMF時の自動拡大機能も使って、MFも快適です。
p1000056_2.jpg

p1000036_1.jpg

p1000156_3.jpg

p1000421r1_1.jpg

P.S.
せっかく苦労してつくった前代未聞のAF天体望遠鏡ですから、世に知ってもらうために、こんど開かれるバードフェスティバル2009で、お世話になったスタークラウドさんのブースに現品を持ち込んで展示、試用、ご説明をさしてもらうことになっていますので、おついでがあればお立ち寄りください。

**************************************:

Secnatさん、ありがとうございました。

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Comments(11) | Trackback(0) | William Optics ZenithStar 

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Comment

期待大です

花助様
ご無沙汰しております。
せっかくゲットしたFLT-98APOですが、なかなか実際に使う機会に恵まれず、悶々としております。
ところでSecnat様のZD70-300を使ってのコントラストAF化、非常に興味ありです。
先日E-620を買ったばかりなので、Secnat様の知識や改造技能の足元にも及ばないど素人の自分にもできるようであれば、ぜひ挑戦してみたいものです。
スタークラウドさんのHPで、S先生のAF化講座としてバードフェスティバル出展を告知されていましたが、この話だったのですね、納得です。
ぜひ、具体的な話を知りたいと思いますが、バードフェスティバルには行けそうもありません。

2009-05-19 08:56 | URL | Well-U [ 編集]

Well-Uさん、ご関心おありですか。FLT-98APOとE-620の組み合わせは強力ですね。
ZD70-300を使ってのコントラストAF化、光学的には原則可能と思います。焦点距離はいきなり2500mmくらいになると思いますが、このあたり野鳥撮影ではけっこう多用していますね。機械的な接続をどうするかなど、いろいろ工夫が必要と思いますが、おやりになるのであれば、およばずながら個別にご相談にのりますよ。

2009-05-19 13:26 | URL | Secnat [ 編集]

secnatさん,lounge DigiBORGでも拝見していましたが、とうとう完成されたそうで、
おめでとうございます。

正直newKの発表を明後日に控えた自分にとってこの記事は非常に目の毒です(笑)

流石に対物レンズの買い増しor買い換えなどは考えていないので、101EDと60EDを
換装出来るZD70-300システムとかが簡単に作れたら…

2009-05-19 19:41 | URL | 不暮虚空 [ 編集]

不暮虚空さん、ありがとうございます。
「目の毒」、これこそはぼくにとって最高の反応ですネ、なんとなれば、ゲリラとして価値ある一撃であったという証左だからです。などと調子のいいことばかりもいっておれません、大見得を切ったら切っただけ、ゲリラの大言壮語で終わらないように責任が生まれてきます。

101EDと60EDがあれば怖いものなしですよ。101EDは未確認ですが、60EDについては検証が終わったみたいなものです、60EDは仕様として、ほぼW.O.66SDと同格だからです。追って実機で検証しましょう、不暮虚空さんのために。

ZD70-300の改造が、誰がやってもできて、結果が保証できるように研究するのがぼくの次なる課題です。ただこの方式はカメラがコントラスト検出AFに対応していることが大前提です。ということは、オリンパスとパナソニックしか目下ありません。

なぜぼくはこんなことをやるのか?ときどき自問自答します。たんにぼく限りの利便性であれば、もうとっくに終わっています。そうでなくて、ゲリラは社会を変えようとしているのです。欺瞞と偏見と権威主義とことなかれ主義と反動体質と・・・いえばきりないです、それらと戦っていこうとしています。

で、けっきょくまたゲリラの大言壮語になってしまいました。失礼しました。

2009-05-19 20:52 | URL | Secnat [ 編集]

>Well-Uさん
カーボンのFLT-98APOの出番は、これからですか?
大きい口径なので少し重たいですが、綺麗に写りますので
E-620と一緒に可愛がって下さいネ

>不暮虚空さん
ペンタックスファンならば、新しいK7の発表はホント興味津々ですネ
かなり高そうなので、夏に販売されても・・・
しばらくは様子見が賢明でしょう。
買いたい物が多くて、これからはガマンガマンの日々かもしれません。

>Secnatさん
すばらしいリポ-トを、ありがとうございました。
パナのLUMIX DMC-GH1ボディ単体売りも始まり、G1による天体望遠鏡のAF化は、
ホットな話題になりますネ
玉抜きによるAF化は、望遠レンズを改造するという一般的でない方法なので、
他のAF化のように簡単に普及するとは思えません。多くの方に幅広く認知されるには、
ここがネックかもしれませんネ

AF化に縁がなかったキャノンユ-ザ-にとっては、朗報かもしれませんヨ~
キャノンは、中古望遠レンズの数が多いので、AF化がキャノンでも可能ならば、
これから挑戦する方が増えてくるかもしれませんネ
この成功は、貴重なAF化のヒントになった思います。
キャノン機がコントラスト検出AFに対応していないのが、残念です・・・・。

いずれにしても、これからの反響が、楽しみですネ♪

2009-05-19 22:46 | URL | 花助 [ 編集]

Secnatさん コントラストAF化の成功おめでとうございます。

これまでBORGのAF化に興味の無かった僕ですが、今回はグッときました。(笑)
来年あたり僕もAF化に参戦するかもしれません。
それまでSecnatさんを初めとする皆さんの研究成果を勉強させてくださいね。

2009-05-19 23:50 | URL | 夜啼猫 [ 編集]

夜啼猫さん 
101EDのシステム改良の準備ですか?
オリE410のAF化ならば、Secnatさんの玉抜き方式に
ニコンD70SのAF化は、ニコンのAFアダプタ-に
いろいろと楽しみですネ

2009-05-20 01:54 | URL | 花助 [ 編集]

夜啼猫さん、ありがとうございます。
夜啼猫さんの場合、おそらくピント精度に最大の関心がおありだと思います。ぼくの計測によると、天体望遠鏡のピントの先鋭度は鏡筒の光路長に換算してプラマイ10ミクロンぐらいだと見ています。これをこのコントラストAFシステムはクリアしていることを確認しております。ひとつの要因は、もともとZD70-300のAFは50mm径5枚構成の前群とおまけにフードを加えた大質量を動かしています。この負担からすっかり解放してやって、かわりに動かしているのは30mm径2枚構成のテレコンレンズのみです。これは車のスタート・ストップでいえばダンプカーと乗用車くらいの違いがあるのではないでしょうか。ほかにも要因はありますが、これは利いていますね。

2009-05-20 09:02 | URL | Secnat [ 編集]

こんにちはー、secnatさん是非解説の方宜しくお願いします、可能なら
バードフェス参戦と行きたかったのですが、予定が入っていてちょっと
難しそうです、直接ご教示いただくのが一番だと思うのですけどねー。
土日どちらかでも行ければ実機でご説明いただけたのに…むぅ、残念…

あ、でも66SDを間近で見ると欲しくなる可能性もあるのでやっぱり行けなくて
正解かも…(^^;;

しかし夜啼猫さんも興味を持たれたようでいよいよsecnatさん責任重大です(笑)

簡単手軽、とは行かないと思いますが、ガンプラ以上ラジコン制作未満の工作
技能で作れるとおいらのような絶望的不器用人間でも光を見ることが出来そうです。


そう言えば、K-7のリーク情報で
「ライブビュー時のAF:コントラストAFおよび顔認識システムが使用できます」
と言った表記があるんですが、これはsecnatさんの仰るコントラストAFと同じ
ものと捉えて良いんでしょうかね、もしそうだとすると将来的にペンタックスでも
同じ改造が出来る…?

2009-05-20 18:04 | URL | 不暮虚空 [ 編集]

不暮虚空さん、「ライブビュー時のAF:コントラストAFおよび顔認識システムが使用できます」、これはまさにコントラストAFそのものです。ぼくは不勉強で知りませんでしたが、カメラメーカーの今後の動きを示唆する重要な情報だと思います。やがて、ニコンもキャノンもこれに倣うでしょう。

なぜそうなのか、は、たんに流行ではないと思います。位相差検出にたいするコントラスト検出の優位性(もうすこしおだやかにいいますと、ある局面での有利性でしょうか)の認識が始まっていると見るべきですね。

くりかえすようですが、位相差検出はターゲットが何メートル先にいるのかを計算します。だけど、200メートル先にいるターゲットを前後10cmの精度で計算できると思いますか?これにたいして、コントラスト検出では、ターゲットが眼前にいようと、はたまた200メートル先にいようとまったく気にしないのです。というより、カメラはターゲットが何処にいるのかまったく知らないのです。とにかく、どこでもいいから、いればそこにピントを合わせるといういき方ですね。そして、ピントが合っているかどうかはセンサー自身が判断するのですから、これ以上の正確さはないわけです。

コントラストAFに対応したペンタックス望遠レンズを改造すれば、ぼくがいまやっていることはそっくりそのとおり、原理的に、実現できます。ライブビューがファインンダーでなく、液晶であることは不利ですけれど。

2009-05-20 20:00 | URL | Secnat [ 編集]

secnatさん
早速のご返信有り難うございます、なるほど、やっぱりおいらが気になって
いたことがそのものずばり不安的中でした

「ライブビューがファインンダーでなく、液晶であることは不利」

どうしても"ライブビューでのコントラストAF"という、どう聞いても限定条件
だよなソレ?って言う表現にひっかかっていたわけですが、なんでライブビュー
でのみの対応とか何でしょう…技術的な理由と言うことでしょうかね…しかし
人柱な方達のレビューが楽しみになる情報とは感じました。

2009-05-20 21:29 | URL | 不暮虚空 [ 編集]

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花助

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    「とほ・ほ・・ほと」です。

    ・世田谷在住の親爺で~す。
    ・趣味はカヤック、風景や野鳥撮影
    ・好きな所 信州
    ・撮影機材 オリンパス
           キャノンとペンタックス

    ・天体望遠鏡と骨董レンズによる野鳥撮影に凝っています。

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