■感動した選手宣誓
この春の選抜高校野球の選手宣誓は、ほんとに素晴らしかったですネ
プレーではなく選手宣誓で感動したのは、これが初めてです。
「がんばろう 日本! 生かされている命に感謝し、全身全霊で、
正々堂々とプレーすることを誓います。」
感動をありがとう♪
さて、ここから前回の続きに入ります。
以前ケンコーの500㎜F8レンズを入手して、玉抜き&対物換装を実行しようと
思いましたが、筒が細く短い上にヘリコイドによる鏡筒の伸びも少ないので
玉抜きは諦めました。その時にケンコー以外に検討したのが、ナシカズームです。
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
遂に気になっていたナシカズームを入手して、この鏡筒が使えるか確かめてみました。
■対物レンズの換装 第二弾はナシカズーム編
一般のカメラレンズの鏡筒(筐体)だけを利用するために、完成品の望遠レンズから、
全部のレンズを抜き去るというのは、その製品を完全否定することになりますネ
開発者の心情を察すると、あまり好ましい行為とは思えません。
特に、資本力のない中小企業がコツコツと地道に開発した製品ならば、尚更です。
今回、入手したレンズは下町の町工場が社運を掛けて製造した超望遠ズームレンズ。
まるでBORGの鏡筒を進化させたような製品を手に取りながら、これは玉抜きを
してはいけないと思いました。
しかし、大変しっかりとした魅力ある筐体で、元に復元できるように玉抜きを
すれば良いのだからと・・自分を納得させ、改造を実行しました。
なので、今回の玉抜きにおいては、破壊工作は一切無しです。
実際、とてもシンプル設計なので、簡単に玉抜きが完了しました。
天体望遠鏡の白い筒に慣れているせいか、当初は少し違和感があったフォルム
ですが、チタンカラーの鏡筒は斬新なデザインと相まって、とても個性的♪♪
とても高級感があって、素晴らしい質感と外観だと思います。
対物レンズの換装第二弾は、BORGの大先輩にあたる会社の超望遠ズームレンズ、
昔気質の熟練の職人さんが、真面目に作った純国産の製品を選びました。
天体望遠鏡で野鳥を撮影するようになったのは、何もBORGに始まった訳では
ないようです。今回紹介する望遠レンズは、元は天体望遠鏡を基本にしてて
レンズ構成は2群4枚の大変シンプルな設計になっています。
対物がセミアポクロマートで、それに鏡筒一体のヘリコイド、絞り、ズーム等
盛り沢山多機能鏡筒で、既に海外では一定の評価を受けています。
以前はBORG同様に天体望遠鏡を作っていた会社なのですが、天体不況の煽り
を受けて野鳥撮影に活路を見いだし、超望遠のズームレンズとして野鳥雑誌や
新聞に大きく広告を出しているので、ご存じの方も多いのでは?
ある意味、BORGよりも進んでいます。
このレンズを製造しているのが株式会社スリービーチ社という、足立区の
小さな町工場です。ネットで検索しても会社のHPもありません。
私は以前からこの会社のSUPER BIG916EとBIG808ZEという生産中止の製品に
狙いを付けて、対物レンズの換装の機会を窺っていました。
これらは野鳥撮影を主目的とした大型超望遠ズームです。この会社は以前
多種多様のズーム域を持つ製品を製造していましが、熟練職工達の高齢化により
大型製品の製造が困難となり、現在は大型のズームレンズは生産中止になって
しまいました。
ある意味、このSUPER BIG916Eは大変価値のあるレンズだと思います。
このズームレンズを選んだ理由は、レンズが2群4枚のシンプル構成。
全玉抜きがとても簡単そうです。前回のタムロンズームレンズには玉抜きに
大変苦労しましたので、何事も簡単が一番です。
また対物レンズの近くに対物の重量に耐えられるヘリコイドがあり、
直進ズーム方式は光路長の調製がしやすく、換装しても直ぐにそのまま使えると
思いました。
しかし、ヘリコイドの操作性とそのストロークの幅や、直進ズーム部分の作りに
写真からは一抹の不安がありました。とにかく現物を見ないと判断できないので
たまたまヤフオクで格安の出物があったので、思い切って落札しました。
BORGと違って、リセールバリューが高くありません。
だから中古品は格安で入手できますのが、生産中止なのでとにかく玉不足です。
欲しくても入手は簡単ではありません。ヤフオクでじっくりと待つことになります。
[ネットに載っていた販売店の製品コピーを転載]
東京の下町にある町工場・スリービーチ社は、知る人ぞ知る超望遠レンズの
専門工場です。
小規模だが、欧米の数多のカメラ専門誌に取り上げられ、海外での評価は
高いのです。
そのスリービーチ社の最大のズームレンズが、このSUPER BIG916Eなのです。
スリービーチ社以外のズームでは800mm(79万円)が最大なので、1600mmが
如何に凄まじいかお解りになる事でしょう。
超ド級の超望遠ズームSUPER BIG916Eは写す楽しみだけではなく、銀色に輝く
超ビッグな金属製のボデーは、所有する誇りすら満足させてくれます。
初期は少量生産ゆえに国内専用ですが、近い将来の海外市場での評価が楽しみです。
「SUPER BIG916E 開発は苦難の連続だった。今までのズームシリーズの光学牲能の評価が
高いだけにプレッシャーも大きかった。
デザイン的にも美しく、さらに世界最長のズームレンズで有るからには、解像力・画質共に
最高のレベルに持っていきたい。
数十~数百万円の高価な超望遠レンズと同等の光学性能、できればそれ以上を狙いたい。
そして、今、それを成し遂げた自信と満足感に浸っている。」
スリービーチ社開発担当 三浦敬雄
「仕様」
●光学系:セミアポクロマート、2群4枚構成
●スライド式ズームフォーカス 900~1,600mm F11~20[実効F値8.8~16]
●マニュアル手動絞り:6枚羽根
900mm時 F11-13-18-24
1600mm時 F20-23-32-44
●露出:瞬間測光のカメラは絞り優先モードで自動露出可能
→キャノン全機種とミノルタアルファの全機種・ニコンの高級機の一部、ペンタックスの多く・オリンパスOM1以外の全機種・その他、瞬間測光以外はマニュアル
●フィルターサイズ:82mm(ネジ込みキャップ内は77mm)
●ピント調節方式:回転ヘリコイド式(AF連動不可)
●最短撮影距離6m
●最短長41cm/最大長57cm/重量2kg
●フード組み込み/Tマウント方式/縦画横画ワンタッチ切り替え
●ケースおよび国内保証書付属
●日本製(スリービーチ社製)
※実効F値とは
SUPER BIG 916Eはレンズ構成枚数が少ないため、レンズの面反射が少なく
同等のF値を持つレンズより明るく使えます。
比較対象は8群10枚として、面反射のロスを計算の上算出した数値です。
以上。
これを読むと、少し憂鬱になりますネ
開発者の意気込みが、ヒシヒシと伝わってきます。それなのに・・・・
その開発者が一番大変苦労したズーム部分を、玉抜きして単にドロチューブと
して利用し、自慢のセミアポ対物レンズをボツにしようとしているのだから、
開発者にとってはほんとに酷い話です。
AFーBORGのための玉抜きならば、納得の行為だと思いますが・・・、
マニュアル操作のために、ここまでやる必要があるのか???
私自身、今でも疑問に思っています。皆さんは、絶対に真似しないで下さいネ
■外観チェック
●鏡筒
オール軽金属製、その鏡筒のメタリックな輝きは相当に目立ちます。
触ると冷たいので、冬場はテーピングが必要。
鏡筒内部の遮光対策も全く手抜きなし、植毛紙や丁寧な内部つや消しが
コントラスト向上に寄与していると思います。

●ヘリコイド
ピントリングの回転により最大3cm鏡筒が伸びます。
回転のトルク感も良くて、とても使いやすいピントリングですが・・・・
このヘリコイドには重大な欠点がありました。
ヘリコイドは動きが微動過ぎて、トビモノの野鳥撮影には全く使えません。
3㎝のストロークを得るのに、太いピントリングを2回転強、正確には
730度回さないといけないなんて、私の基準では完全に問題外です。
それにしても、おかしいナァ・・・
このナシカズームは、超望遠ズームとして野鳥雑誌のバーダーにも広告
しているのに、ホントに野鳥用なのでしょうか???
間近の野鳥を撮影するのに、2回転もピントリングを必死に回す姿を
思い浮かべて、興ざめしてしまいました。
確かに1000㎜を超える超望遠ズームなので、ピントが浅くなるのは理解
できますが、この微動の操作感は、正に天体望遠鏡のヘリコイドです。
筐体の出来が素晴らしいので、ホントにがっかりしました。
一時は完全に諦めました。しかし、このヘリコイドの致命的な欠点を救って
くれたのが、次の直進ズームです。
●直進ズーム
BORGの80φ筒に慣れているせいか、ドロチューブはこのサイズの
ものが動きがとてもスムーズで、一番使いやすいと思っています。
合焦装置としてドロチューブを使用する場合、これよりも劣るものは
使いたくありません。特に筒が細いミニミニドロチューブは、微妙な
ピント操作にはホントに不向きで、何よりも動きがイマイチです。
とてもヘリコイドの代わりになるようなものではありませんネ。
また、一般の直進ズームレンズのズームを、玉抜きしてドローチューブとして
使用しようと何回も試しておりますが、これもことごとく失敗しました。
適度なトルク感があって操作性がとても良さそうなのですが、ピントを合わせる
ために実際に操作してみると、このトルク感が邪魔して動きにムラが生じさせ、
思ったところにピタッと止まってくれません。微妙なピント操作には不向きで
結局、合焦装置としては全く使えませんでした。
さて、今回のナシカズームの直進ズーム、筒が細くて適度なトルク感があります
これまでの経験上、合焦装置としては全く使えないだろうと・・
最初から全く期待してませんでした。ドロチューブとしては8㎝も伸びますので、
これが使えると最高なんだが・・・・と思いながらいろいろと試してみたら
造りの精度が良いのか、このSUPER BIG916Eの直進ズームはBORGの
ドロチューブと同様に合焦装置として十分に使えることが分かりました。
適度なトルク感を保ちながら、精細なピント調製が出来ます。
これは使えます♪ 微動ヘリコイドで落ち込んでいた気持ちが、一挙にバラ色に!
しかし、
BORGのドロチューブで問題になっているガタが、この機種にも(涙)
最大8㎝伸ばした状態での使用は避けて、5㎝程度で使用すればOK。

●絞りと三脚座
この機種は鏡筒中央部の三脚座の近くに6枚羽根の手動絞りが付いています。
簡単なものですが、白鳥の流し撮りには使えそうです。
対物レンズにBORG77EDⅡを使用し、最大に絞ってもケラレは
発生しないようです。試写は次回載せます。
三脚取り付けブラケットは逆L字のブラケットで、三脚ネジ穴は4つ。
回転もスムーズで格好だけではなくとても機能的。

●カメラマウント
Tリング使用で、ほとんどのカメラが装着出来ます。
■玉抜き作業
シンプル構造なので、対物レンズはリングを緩めるだけで外れました。
接眼部の後玉は、直進ズームのイモネジを3ケ所緩めると簡単に外せます。
玉抜き作業の難易度としては、素人にも簡単に出来るレベルで助かりました。
それにしてもこの鏡筒は、作り精度がとても良いので簡単に分解出来ます。
短くなるので短焦点レンズにも使用できると思います。ネックは2㎏の重量・・
少し重くても、私としてはもう1本欲しいです。それくらいお気に入りに♪

■対物レンズの換装
換装後の対物レンズは、BORG77EDⅡかビクセンのFL80Sを予定し
対物セルの位置決めと焦点範囲の調製を行いました。
ビクセンのFL80Sは接続が困難なので、今回はBORG77EDⅡを選択。
元々この916に付いていたリングに、BORGの延長筒を強引にはめ込んで
仮止めしました。衝撃を与えると簡単に外れそうなので、いずれしっかりとした
固定方法を考えたいと思います。

■完成後の感想
BORG77EDⅡを使用した完成写真は、以下の通り・・・

916のフードを外せば、もっとスマートな外観になると思います。
使い方としてはヘリコイドが微動なので、三脚や手持ち一脚を使用し
まずズームをドロチューブとして素早く操作してピント操作を行い、
微妙なピントの追い込み操作をヘリコイドで行うというパターンに
なりそうです。結局BORGの合焦操作を一般のカメラレンズ並に・・・
と思っても、ドロチューブから抜け出すことは出来ませんでした。
トビモノを撮る場合は、咄嗟のピント合わせはドロチューブの方が早い
場合も多いので、最初からこんな散財と資源の無駄を繰り返さすこともなく
男らしくピントはBORGのドロチューブ1本と決めて、それを極めた方が
良かったかもしれません。
しかし、この916にはBORGに無い魅力があります。これはこれで良かった
と自分を慰めています。
これには続きがありまして、916の筐体の出来が良いことに驚いた私は
弟分の生産中止レンズの2機種も入手してしまいました。
この2機種の入手は、いろいろと事情があって結果として失敗だったと
思っています。

あまり気は進みませんが、もし要望があれば、その理由と顛末を
書きたいと思います。
さて次回は、このシリーズ第3弾最終編、他の望遠レンズとこれまでの総括に
なります。期待しないで、お待ち下さい。
この春の選抜高校野球の選手宣誓は、ほんとに素晴らしかったですネ
プレーではなく選手宣誓で感動したのは、これが初めてです。
「がんばろう 日本! 生かされている命に感謝し、全身全霊で、
正々堂々とプレーすることを誓います。」
感動をありがとう♪
さて、ここから前回の続きに入ります。
以前ケンコーの500㎜F8レンズを入手して、玉抜き&対物換装を実行しようと
思いましたが、筒が細く短い上にヘリコイドによる鏡筒の伸びも少ないので
玉抜きは諦めました。その時にケンコー以外に検討したのが、ナシカズームです。
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
遂に気になっていたナシカズームを入手して、この鏡筒が使えるか確かめてみました。
■対物レンズの換装 第二弾はナシカズーム編
一般のカメラレンズの鏡筒(筐体)だけを利用するために、完成品の望遠レンズから、
全部のレンズを抜き去るというのは、その製品を完全否定することになりますネ
開発者の心情を察すると、あまり好ましい行為とは思えません。
特に、資本力のない中小企業がコツコツと地道に開発した製品ならば、尚更です。
今回、入手したレンズは下町の町工場が社運を掛けて製造した超望遠ズームレンズ。
まるでBORGの鏡筒を進化させたような製品を手に取りながら、これは玉抜きを
してはいけないと思いました。
しかし、大変しっかりとした魅力ある筐体で、元に復元できるように玉抜きを
すれば良いのだからと・・自分を納得させ、改造を実行しました。
なので、今回の玉抜きにおいては、破壊工作は一切無しです。
実際、とてもシンプル設計なので、簡単に玉抜きが完了しました。
天体望遠鏡の白い筒に慣れているせいか、当初は少し違和感があったフォルム
ですが、チタンカラーの鏡筒は斬新なデザインと相まって、とても個性的♪♪
とても高級感があって、素晴らしい質感と外観だと思います。
対物レンズの換装第二弾は、BORGの大先輩にあたる会社の超望遠ズームレンズ、
昔気質の熟練の職人さんが、真面目に作った純国産の製品を選びました。
天体望遠鏡で野鳥を撮影するようになったのは、何もBORGに始まった訳では
ないようです。今回紹介する望遠レンズは、元は天体望遠鏡を基本にしてて
レンズ構成は2群4枚の大変シンプルな設計になっています。
対物がセミアポクロマートで、それに鏡筒一体のヘリコイド、絞り、ズーム等
盛り沢山多機能鏡筒で、既に海外では一定の評価を受けています。
以前はBORG同様に天体望遠鏡を作っていた会社なのですが、天体不況の煽り
を受けて野鳥撮影に活路を見いだし、超望遠のズームレンズとして野鳥雑誌や
新聞に大きく広告を出しているので、ご存じの方も多いのでは?
ある意味、BORGよりも進んでいます。
このレンズを製造しているのが株式会社スリービーチ社という、足立区の
小さな町工場です。ネットで検索しても会社のHPもありません。
私は以前からこの会社のSUPER BIG916EとBIG808ZEという生産中止の製品に
狙いを付けて、対物レンズの換装の機会を窺っていました。
これらは野鳥撮影を主目的とした大型超望遠ズームです。この会社は以前
多種多様のズーム域を持つ製品を製造していましが、熟練職工達の高齢化により
大型製品の製造が困難となり、現在は大型のズームレンズは生産中止になって
しまいました。
ある意味、このSUPER BIG916Eは大変価値のあるレンズだと思います。
このズームレンズを選んだ理由は、レンズが2群4枚のシンプル構成。
全玉抜きがとても簡単そうです。前回のタムロンズームレンズには玉抜きに
大変苦労しましたので、何事も簡単が一番です。
また対物レンズの近くに対物の重量に耐えられるヘリコイドがあり、
直進ズーム方式は光路長の調製がしやすく、換装しても直ぐにそのまま使えると
思いました。
しかし、ヘリコイドの操作性とそのストロークの幅や、直進ズーム部分の作りに
写真からは一抹の不安がありました。とにかく現物を見ないと判断できないので
たまたまヤフオクで格安の出物があったので、思い切って落札しました。
BORGと違って、リセールバリューが高くありません。
だから中古品は格安で入手できますのが、生産中止なのでとにかく玉不足です。
欲しくても入手は簡単ではありません。ヤフオクでじっくりと待つことになります。
[ネットに載っていた販売店の製品コピーを転載]
東京の下町にある町工場・スリービーチ社は、知る人ぞ知る超望遠レンズの
専門工場です。
小規模だが、欧米の数多のカメラ専門誌に取り上げられ、海外での評価は
高いのです。
そのスリービーチ社の最大のズームレンズが、このSUPER BIG916Eなのです。
スリービーチ社以外のズームでは800mm(79万円)が最大なので、1600mmが
如何に凄まじいかお解りになる事でしょう。
超ド級の超望遠ズームSUPER BIG916Eは写す楽しみだけではなく、銀色に輝く
超ビッグな金属製のボデーは、所有する誇りすら満足させてくれます。
初期は少量生産ゆえに国内専用ですが、近い将来の海外市場での評価が楽しみです。
「SUPER BIG916E 開発は苦難の連続だった。今までのズームシリーズの光学牲能の評価が
高いだけにプレッシャーも大きかった。
デザイン的にも美しく、さらに世界最長のズームレンズで有るからには、解像力・画質共に
最高のレベルに持っていきたい。
数十~数百万円の高価な超望遠レンズと同等の光学性能、できればそれ以上を狙いたい。
そして、今、それを成し遂げた自信と満足感に浸っている。」
スリービーチ社開発担当 三浦敬雄
「仕様」
●光学系:セミアポクロマート、2群4枚構成
●スライド式ズームフォーカス 900~1,600mm F11~20[実効F値8.8~16]
●マニュアル手動絞り:6枚羽根
900mm時 F11-13-18-24
1600mm時 F20-23-32-44
●露出:瞬間測光のカメラは絞り優先モードで自動露出可能
→キャノン全機種とミノルタアルファの全機種・ニコンの高級機の一部、ペンタックスの多く・オリンパスOM1以外の全機種・その他、瞬間測光以外はマニュアル
●フィルターサイズ:82mm(ネジ込みキャップ内は77mm)
●ピント調節方式:回転ヘリコイド式(AF連動不可)
●最短撮影距離6m
●最短長41cm/最大長57cm/重量2kg
●フード組み込み/Tマウント方式/縦画横画ワンタッチ切り替え
●ケースおよび国内保証書付属
●日本製(スリービーチ社製)
※実効F値とは
SUPER BIG 916Eはレンズ構成枚数が少ないため、レンズの面反射が少なく
同等のF値を持つレンズより明るく使えます。
比較対象は8群10枚として、面反射のロスを計算の上算出した数値です。
以上。
これを読むと、少し憂鬱になりますネ
開発者の意気込みが、ヒシヒシと伝わってきます。それなのに・・・・
その開発者が一番大変苦労したズーム部分を、玉抜きして単にドロチューブと
して利用し、自慢のセミアポ対物レンズをボツにしようとしているのだから、
開発者にとってはほんとに酷い話です。
AFーBORGのための玉抜きならば、納得の行為だと思いますが・・・、
マニュアル操作のために、ここまでやる必要があるのか???
私自身、今でも疑問に思っています。皆さんは、絶対に真似しないで下さいネ
■外観チェック
●鏡筒
オール軽金属製、その鏡筒のメタリックな輝きは相当に目立ちます。
触ると冷たいので、冬場はテーピングが必要。
鏡筒内部の遮光対策も全く手抜きなし、植毛紙や丁寧な内部つや消しが
コントラスト向上に寄与していると思います。

●ヘリコイド
ピントリングの回転により最大3cm鏡筒が伸びます。
回転のトルク感も良くて、とても使いやすいピントリングですが・・・・
このヘリコイドには重大な欠点がありました。
ヘリコイドは動きが微動過ぎて、トビモノの野鳥撮影には全く使えません。
3㎝のストロークを得るのに、太いピントリングを2回転強、正確には
730度回さないといけないなんて、私の基準では完全に問題外です。
それにしても、おかしいナァ・・・
このナシカズームは、超望遠ズームとして野鳥雑誌のバーダーにも広告
しているのに、ホントに野鳥用なのでしょうか???
間近の野鳥を撮影するのに、2回転もピントリングを必死に回す姿を
思い浮かべて、興ざめしてしまいました。
確かに1000㎜を超える超望遠ズームなので、ピントが浅くなるのは理解
できますが、この微動の操作感は、正に天体望遠鏡のヘリコイドです。
筐体の出来が素晴らしいので、ホントにがっかりしました。
一時は完全に諦めました。しかし、このヘリコイドの致命的な欠点を救って
くれたのが、次の直進ズームです。
●直進ズーム
BORGの80φ筒に慣れているせいか、ドロチューブはこのサイズの
ものが動きがとてもスムーズで、一番使いやすいと思っています。
合焦装置としてドロチューブを使用する場合、これよりも劣るものは
使いたくありません。特に筒が細いミニミニドロチューブは、微妙な
ピント操作にはホントに不向きで、何よりも動きがイマイチです。
とてもヘリコイドの代わりになるようなものではありませんネ。
また、一般の直進ズームレンズのズームを、玉抜きしてドローチューブとして
使用しようと何回も試しておりますが、これもことごとく失敗しました。
適度なトルク感があって操作性がとても良さそうなのですが、ピントを合わせる
ために実際に操作してみると、このトルク感が邪魔して動きにムラが生じさせ、
思ったところにピタッと止まってくれません。微妙なピント操作には不向きで
結局、合焦装置としては全く使えませんでした。
さて、今回のナシカズームの直進ズーム、筒が細くて適度なトルク感があります
これまでの経験上、合焦装置としては全く使えないだろうと・・
最初から全く期待してませんでした。ドロチューブとしては8㎝も伸びますので、
これが使えると最高なんだが・・・・と思いながらいろいろと試してみたら
造りの精度が良いのか、このSUPER BIG916Eの直進ズームはBORGの
ドロチューブと同様に合焦装置として十分に使えることが分かりました。
適度なトルク感を保ちながら、精細なピント調製が出来ます。
これは使えます♪ 微動ヘリコイドで落ち込んでいた気持ちが、一挙にバラ色に!
しかし、
BORGのドロチューブで問題になっているガタが、この機種にも(涙)
最大8㎝伸ばした状態での使用は避けて、5㎝程度で使用すればOK。

●絞りと三脚座
この機種は鏡筒中央部の三脚座の近くに6枚羽根の手動絞りが付いています。
簡単なものですが、白鳥の流し撮りには使えそうです。
対物レンズにBORG77EDⅡを使用し、最大に絞ってもケラレは
発生しないようです。試写は次回載せます。
三脚取り付けブラケットは逆L字のブラケットで、三脚ネジ穴は4つ。
回転もスムーズで格好だけではなくとても機能的。

●カメラマウント
Tリング使用で、ほとんどのカメラが装着出来ます。
■玉抜き作業
シンプル構造なので、対物レンズはリングを緩めるだけで外れました。
接眼部の後玉は、直進ズームのイモネジを3ケ所緩めると簡単に外せます。
玉抜き作業の難易度としては、素人にも簡単に出来るレベルで助かりました。
それにしてもこの鏡筒は、作り精度がとても良いので簡単に分解出来ます。
短くなるので短焦点レンズにも使用できると思います。ネックは2㎏の重量・・
少し重くても、私としてはもう1本欲しいです。それくらいお気に入りに♪

■対物レンズの換装
換装後の対物レンズは、BORG77EDⅡかビクセンのFL80Sを予定し
対物セルの位置決めと焦点範囲の調製を行いました。
ビクセンのFL80Sは接続が困難なので、今回はBORG77EDⅡを選択。
元々この916に付いていたリングに、BORGの延長筒を強引にはめ込んで
仮止めしました。衝撃を与えると簡単に外れそうなので、いずれしっかりとした
固定方法を考えたいと思います。

■完成後の感想
BORG77EDⅡを使用した完成写真は、以下の通り・・・

916のフードを外せば、もっとスマートな外観になると思います。
使い方としてはヘリコイドが微動なので、三脚や手持ち一脚を使用し
まずズームをドロチューブとして素早く操作してピント操作を行い、
微妙なピントの追い込み操作をヘリコイドで行うというパターンに
なりそうです。結局BORGの合焦操作を一般のカメラレンズ並に・・・
と思っても、ドロチューブから抜け出すことは出来ませんでした。
トビモノを撮る場合は、咄嗟のピント合わせはドロチューブの方が早い
場合も多いので、最初からこんな散財と資源の無駄を繰り返さすこともなく
男らしくピントはBORGのドロチューブ1本と決めて、それを極めた方が
良かったかもしれません。
しかし、この916にはBORGに無い魅力があります。これはこれで良かった
と自分を慰めています。
これには続きがありまして、916の筐体の出来が良いことに驚いた私は
弟分の生産中止レンズの2機種も入手してしまいました。
この2機種の入手は、いろいろと事情があって結果として失敗だったと
思っています。

あまり気は進みませんが、もし要望があれば、その理由と顛末を
書きたいと思います。
さて次回は、このシリーズ第3弾最終編、他の望遠レンズとこれまでの総括に
なります。期待しないで、お待ち下さい。
3月は繁忙期なので、野鳥撮影に行けません。
なので、どうしても機材ネタが多くなります。
今週末は姉の見舞いに大阪へ・・・
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
いろいろと試行錯誤を繰り返し、ついに最後は安直な方法へ逃げました。
一般のカメラレンズ(望遠レンズ)を選んで、そのレンズのヘリコイドをそのまま
利用しようと考えましたが、現実は厳しかったです(大汗)。
■対物レンズの換装 タムロンレンズ編
一般のカメラレンズの鏡筒に、天体望遠鏡の対物レンズを装着するためには
カメラレンズの長さ、ヘリコイドの形状とそのストローク長、対物セルの口径、
ズームレンズのズーム方式、レンズ構成、重量、マウント等の情報を事前に把握
していないと、レンズの選択が出来ません。
しかし、製造中止の古いマニュアルレンズで、かつジャンク扱いのものは・・・
必要な情報が事前に入手できないのが、ほとんどです。
手元に届いて初めて使えるか否かの判断することになります。
全くのバクチ! 外れて当たり前の確率でジャンクレンズを物色。
一番重要な判断基準は、ヘリコイド。
「ピントリングを回転させて、どの位鏡筒が伸縮するか?」
これが全てです。
構造上条件を満たすのはインナーフォーカス以前の古い初期型レンズです。
当初は超望遠ズームレンズに絞って、ジャンク品を入手しました。
そして今回入手したレンズは、タムロンの超望遠マニュアルズームレンズです。
落札価格は5000円、内部レンズにカビとバルサム切れ2箇所のジャンク品で
届いて、あまりの美品に驚きました。
喜び勇んで、手に持ってガーン! 重い! とにかく重い! 鉄の塊そのもの!
取り回しは良いサイズなのですが、ほんとに撮影しながら筋トレが出来そう(大汗)
![cskagoshima-img600x399-1297835861vlqy2u64188[1]](https://blog-imgs-30-origin.fc2.com/k/h/a/khanasuke/201103262259117cf.jpg)
●ヘリコイド・・・この操作性が一番大切なポイントです。
肝心のヘリコイドの質感はとても良いです。
ヘリコイドのピントリングを回転させると最大3cmほど鏡筒が伸縮しました。
3㎝のストロークがあると、短焦点の対物レンズを使用すれば合焦範囲が
最短5m~無限遠まで十分に狙えます。対物がBORG71FLでもOKです。
この3㎝の伸びを得るのに、ピントリング1回転(正確には300度)が必要で
ピントリングが80φと結構太く、リング1回転の操作は手持ちでは少し辛いです。
せめて半回転位ならば使いやすくなるのですが、三脚使用が前提なので、
一応合格点とします。
キャノンのNFD500㎜F4.5Lも同様ですがマニュアル時代の超望遠レンズは、
少し微動なヘリコイドが多いようです。
超望遠レンズなので手持ち撮影用の操作には、向いていないかもしれませんネ
●ズーム
残念ながら・・・
このレンズはズームが回転式で、一般の直進ズームと異なり鏡筒が伸びません。
ズームレンズを選ぶ理由は、ズームによるこの鏡筒の伸縮を期待しているからで
ヤフオクの掲載写真からでは、その点が判断出来ませんでした。
ヘリコイドによる3cmの鏡筒の伸びでは、長焦点の対物レンズ使用は厳しい。
私の持っている対物レンズで、この筐体が完全に利用出来そうなのは
BORG71FLとタカハシFS60CBの2点だけですが、他のレンズでも
撮影範囲が相当制約されますが、3㎝あれば結構使えると思いますが・・・
いずれにしても、短焦点専用の鏡筒になるのは間違いありません。
果たしてこれらの対物のために、玉抜きをすべきか1週間ほど悩みました。
ジャンクでないものは、いまでも4万円位?
このままヤフオクへ・・と何度も思いました。
元々、71FLはBORGの鏡筒を利用すれば、1kg程度の軽量システムです。
それがタムロンの鏡筒を使うことによって3倍の重量になりますから、冷静になって
考えると、玉抜きをする意味が見当たりません。
しかし、このタムロンレンズ200-500mmの見栄えと質感&操作性がとても
良さそうなので、何とかして使いたいという思いもありました。
そこで将来的に対物レンズをBORG71FL以外のものにすることを前提に
タムロン200-500mmの全玉抜きを無謀にも断行しました。
●玉抜き作業
久々に本格的な玉抜き作業です。
ところが、この前玉、何度やっても私の工具ではどうしても抜けません。
始めて直ぐに挫折です。翌日も何度やってもダメ!
前玉ガダメなら気分を変えて接眼部の後玉へ。でも後玉もダメで、途方に暮れました。
次第に、いらいらが頂点を迎え・・・遂に暴挙!!!
トンカチで前玉割です。とても気分が晴れてスッキリしました。
しかし、これをやってしまうと、細かいガラスの破片がヘリコイド内部まで
入り込んで、大変なことになります。今まで何回も、これで失敗しています。
案の定、スムーズで操作性が良かったヘリコイドが、ピントリングを回すと
ガリガリの状態になってしまい、終いには途中で動かなくなってしまいました。
分かっているけど止められない、繁忙期で相当にストレスが溜まっていたようです(涙)
いつもなら、これで諦めて捨ててしまうのですが、今回は筐体の程度が良いので
諦めきれません。
結局、ヘリコイドを分解し、ヘリコイド溝のグリスとガラスの破片を綺麗に取り除き
新しいヘリコイドグリスと交換しました。大変な手間が掛かり・・とほほ・・。

その後も中玉や接眼部の後玉の玉抜きは鏡筒が長くて深いので、専用工具がないので
お手上です!
イモネジや隠れネジが多いレンズで、玉抜きしなければ良かったと反省の日々。
一番大事なヘリコイドを取り外した後は、何度も挫折しながらドリル、ハンマー、
ペンチを使って破壊しながら玉抜きを続けました。
イモネジは緩まないように接着剤が使用されているらしく、事前に溶剤を
用いて接着剤を取り除いてから始めるのが正しい作業手順なのですが、
今回は完全無視で、1週間で結局精密ドライバー3本とドリルの刃を2本ダメに
しました。
昔のマニュアルレンズは緻密で、とても頑丈な設計です。
そのお陰で作業が全く進まず、とても疲れました。もう二度とやりたくありません。
●絞り
当初は立派な絞りが、付いていました。
一般のカメラレンズを利用するかぎり、この「絞り」は是非残したいと思い・・
絞り周辺は慎重に作業を進めていましたが、不注意で絞りユニットを傷つけて
しまいました。仕方なく取り外し・・・(涙)。 とても悔いが残ります。
●三脚座
超望遠レンズなので、三脚取り付けブラケットはメーカー製のLブラケットが標準で
付いています。とてもスムーズに回転し出来が大変良いのですが、位置が接眼部に
寄っているので、対物レンズによってはバランスがとりにくいかも??
すっきりとしたデザインが私好みなので、このまま使用することにします。
●対物レンズ装着
対物レンズ選択とそのの位置決めが次に大切なポイントです。
タカハシFS60CBでは鏡筒が長すぎたので、BORG71FLを選択。
BORG71FLの対物レンズは、直ぐに元に戻せるように周りをテーピングして
タムロン200-500mmの鏡筒に押し込んで、仮止めしました。
事前の対物セルの位置決めが、少しいい加減だったので、5㎜ほど長い・・・
このままでは合焦範囲が3m~100mの近距離用のシステムです(涙)。

試しにBORG77EDⅡも装着してみました。ストローク3cmの幅で
約7m~200mの範囲を合焦させることは可能なようです。
BORGの対物レンズ専用にするつもりならば、加工してBORGの延長筒を
埋め込み固定することも可能なのですが、対物レンズが決まっていないので
今回は、この仮止めで作業終了しました。
●カメラマウント
当初付属のマウントはニコンでした。アダプトール2なのでペンタックスマウントに
交換しました。古いタムロンレンズはアダプトールというマウント交換システムが
あるので、とても助かります。
●完成
対物レンズ換装の完成写真です。
3kg弱の重さがありますので・・・、
間違いなく日本一重たいBORG71FLシステムです(爆)
まだ未完成ですが、自分では、美しいフォルム(機能美)とヘリコイドの操作性が、お気に入り♪
そうでも思わないと、こんな馬鹿げたことは出来ませんネ(笑)
外観はタムロンレンズ、それなのに中味はBORGって、面白いでしょう♪
実物を見て、この対物レンズが天体望遠鏡だと分かる人は、いませんネ。
この対物の着せ替え遊び・・・
最適なヘリコイドを求め、ますますエスカレートして
操作性の追求と共に味気ないズン胴スタイルの望遠鏡から、機能美の追求へ
ドレスアップする楽しみに変わりつつあります♪
しかし、見かけを良くするためには多少の犠牲は覚悟するにしても、
今回は、やはりこれでは重すぎます(涙)
重くて操作性を損なうこと自体、論外の話で、少しやりすぎました(大汗)
●反省
新しいヘリコイドグリスを少し硬め仕様にしたので、ピントリングの回転が
以前よりも相当に重くなってしまい、グリスを交換するだけで操作性の感触が
こんなに変わるとは思いませんでした、交換前の方が断然良かった(涙)。
そして重量級のカメラレンズの分解玉抜きには、やはり本格的な専門工具が
必要ですネ
痛感しました。安い工具による玉抜きは、もう懲り懲りです。
・・と言いながら懲りずに次回に続く・・。
次の犠牲者はナシカズームです。
なので、どうしても機材ネタが多くなります。
今週末は姉の見舞いに大阪へ・・・
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
いろいろと試行錯誤を繰り返し、ついに最後は安直な方法へ逃げました。
一般のカメラレンズ(望遠レンズ)を選んで、そのレンズのヘリコイドをそのまま
利用しようと考えましたが、現実は厳しかったです(大汗)。
■対物レンズの換装 タムロンレンズ編
一般のカメラレンズの鏡筒に、天体望遠鏡の対物レンズを装着するためには
カメラレンズの長さ、ヘリコイドの形状とそのストローク長、対物セルの口径、
ズームレンズのズーム方式、レンズ構成、重量、マウント等の情報を事前に把握
していないと、レンズの選択が出来ません。
しかし、製造中止の古いマニュアルレンズで、かつジャンク扱いのものは・・・
必要な情報が事前に入手できないのが、ほとんどです。
手元に届いて初めて使えるか否かの判断することになります。
全くのバクチ! 外れて当たり前の確率でジャンクレンズを物色。
一番重要な判断基準は、ヘリコイド。
「ピントリングを回転させて、どの位鏡筒が伸縮するか?」
これが全てです。
構造上条件を満たすのはインナーフォーカス以前の古い初期型レンズです。
当初は超望遠ズームレンズに絞って、ジャンク品を入手しました。
そして今回入手したレンズは、タムロンの超望遠マニュアルズームレンズです。
落札価格は5000円、内部レンズにカビとバルサム切れ2箇所のジャンク品で
届いて、あまりの美品に驚きました。
喜び勇んで、手に持ってガーン! 重い! とにかく重い! 鉄の塊そのもの!
取り回しは良いサイズなのですが、ほんとに撮影しながら筋トレが出来そう(大汗)
![cskagoshima-img600x399-1297835861vlqy2u64188[1]](https://blog-imgs-30-origin.fc2.com/k/h/a/khanasuke/201103262259117cf.jpg)
●ヘリコイド・・・この操作性が一番大切なポイントです。
肝心のヘリコイドの質感はとても良いです。
ヘリコイドのピントリングを回転させると最大3cmほど鏡筒が伸縮しました。
3㎝のストロークがあると、短焦点の対物レンズを使用すれば合焦範囲が
最短5m~無限遠まで十分に狙えます。対物がBORG71FLでもOKです。
この3㎝の伸びを得るのに、ピントリング1回転(正確には300度)が必要で
ピントリングが80φと結構太く、リング1回転の操作は手持ちでは少し辛いです。
せめて半回転位ならば使いやすくなるのですが、三脚使用が前提なので、
一応合格点とします。
キャノンのNFD500㎜F4.5Lも同様ですがマニュアル時代の超望遠レンズは、
少し微動なヘリコイドが多いようです。
超望遠レンズなので手持ち撮影用の操作には、向いていないかもしれませんネ
●ズーム
残念ながら・・・
このレンズはズームが回転式で、一般の直進ズームと異なり鏡筒が伸びません。
ズームレンズを選ぶ理由は、ズームによるこの鏡筒の伸縮を期待しているからで
ヤフオクの掲載写真からでは、その点が判断出来ませんでした。
ヘリコイドによる3cmの鏡筒の伸びでは、長焦点の対物レンズ使用は厳しい。
私の持っている対物レンズで、この筐体が完全に利用出来そうなのは
BORG71FLとタカハシFS60CBの2点だけですが、他のレンズでも
撮影範囲が相当制約されますが、3㎝あれば結構使えると思いますが・・・
いずれにしても、短焦点専用の鏡筒になるのは間違いありません。
果たしてこれらの対物のために、玉抜きをすべきか1週間ほど悩みました。
ジャンクでないものは、いまでも4万円位?
このままヤフオクへ・・と何度も思いました。
元々、71FLはBORGの鏡筒を利用すれば、1kg程度の軽量システムです。
それがタムロンの鏡筒を使うことによって3倍の重量になりますから、冷静になって
考えると、玉抜きをする意味が見当たりません。
しかし、このタムロンレンズ200-500mmの見栄えと質感&操作性がとても
良さそうなので、何とかして使いたいという思いもありました。
そこで将来的に対物レンズをBORG71FL以外のものにすることを前提に
タムロン200-500mmの全玉抜きを無謀にも断行しました。
●玉抜き作業
久々に本格的な玉抜き作業です。
ところが、この前玉、何度やっても私の工具ではどうしても抜けません。
始めて直ぐに挫折です。翌日も何度やってもダメ!
前玉ガダメなら気分を変えて接眼部の後玉へ。でも後玉もダメで、途方に暮れました。
次第に、いらいらが頂点を迎え・・・遂に暴挙!!!
トンカチで前玉割です。とても気分が晴れてスッキリしました。
しかし、これをやってしまうと、細かいガラスの破片がヘリコイド内部まで
入り込んで、大変なことになります。今まで何回も、これで失敗しています。
案の定、スムーズで操作性が良かったヘリコイドが、ピントリングを回すと
ガリガリの状態になってしまい、終いには途中で動かなくなってしまいました。
分かっているけど止められない、繁忙期で相当にストレスが溜まっていたようです(涙)
いつもなら、これで諦めて捨ててしまうのですが、今回は筐体の程度が良いので
諦めきれません。
結局、ヘリコイドを分解し、ヘリコイド溝のグリスとガラスの破片を綺麗に取り除き
新しいヘリコイドグリスと交換しました。大変な手間が掛かり・・とほほ・・。

その後も中玉や接眼部の後玉の玉抜きは鏡筒が長くて深いので、専用工具がないので
お手上です!
イモネジや隠れネジが多いレンズで、玉抜きしなければ良かったと反省の日々。
一番大事なヘリコイドを取り外した後は、何度も挫折しながらドリル、ハンマー、
ペンチを使って破壊しながら玉抜きを続けました。
イモネジは緩まないように接着剤が使用されているらしく、事前に溶剤を
用いて接着剤を取り除いてから始めるのが正しい作業手順なのですが、
今回は完全無視で、1週間で結局精密ドライバー3本とドリルの刃を2本ダメに
しました。
昔のマニュアルレンズは緻密で、とても頑丈な設計です。
そのお陰で作業が全く進まず、とても疲れました。もう二度とやりたくありません。
●絞り
当初は立派な絞りが、付いていました。
一般のカメラレンズを利用するかぎり、この「絞り」は是非残したいと思い・・
絞り周辺は慎重に作業を進めていましたが、不注意で絞りユニットを傷つけて
しまいました。仕方なく取り外し・・・(涙)。 とても悔いが残ります。
●三脚座
超望遠レンズなので、三脚取り付けブラケットはメーカー製のLブラケットが標準で
付いています。とてもスムーズに回転し出来が大変良いのですが、位置が接眼部に
寄っているので、対物レンズによってはバランスがとりにくいかも??
すっきりとしたデザインが私好みなので、このまま使用することにします。
●対物レンズ装着
対物レンズ選択とそのの位置決めが次に大切なポイントです。
タカハシFS60CBでは鏡筒が長すぎたので、BORG71FLを選択。
BORG71FLの対物レンズは、直ぐに元に戻せるように周りをテーピングして
タムロン200-500mmの鏡筒に押し込んで、仮止めしました。
事前の対物セルの位置決めが、少しいい加減だったので、5㎜ほど長い・・・
このままでは合焦範囲が3m~100mの近距離用のシステムです(涙)。

試しにBORG77EDⅡも装着してみました。ストローク3cmの幅で
約7m~200mの範囲を合焦させることは可能なようです。
BORGの対物レンズ専用にするつもりならば、加工してBORGの延長筒を
埋め込み固定することも可能なのですが、対物レンズが決まっていないので
今回は、この仮止めで作業終了しました。
●カメラマウント
当初付属のマウントはニコンでした。アダプトール2なのでペンタックスマウントに
交換しました。古いタムロンレンズはアダプトールというマウント交換システムが
あるので、とても助かります。
●完成
対物レンズ換装の完成写真です。
3kg弱の重さがありますので・・・、
間違いなく日本一重たいBORG71FLシステムです(爆)
まだ未完成ですが、自分では、美しいフォルム(機能美)とヘリコイドの操作性が、お気に入り♪
そうでも思わないと、こんな馬鹿げたことは出来ませんネ(笑)
外観はタムロンレンズ、それなのに中味はBORGって、面白いでしょう♪
実物を見て、この対物レンズが天体望遠鏡だと分かる人は、いませんネ。
この対物の着せ替え遊び・・・
最適なヘリコイドを求め、ますますエスカレートして
操作性の追求と共に味気ないズン胴スタイルの望遠鏡から、機能美の追求へ
ドレスアップする楽しみに変わりつつあります♪
しかし、見かけを良くするためには多少の犠牲は覚悟するにしても、
今回は、やはりこれでは重すぎます(涙)
重くて操作性を損なうこと自体、論外の話で、少しやりすぎました(大汗)
●反省
新しいヘリコイドグリスを少し硬め仕様にしたので、ピントリングの回転が
以前よりも相当に重くなってしまい、グリスを交換するだけで操作性の感触が
こんなに変わるとは思いませんでした、交換前の方が断然良かった(涙)。
そして重量級のカメラレンズの分解玉抜きには、やはり本格的な専門工具が
必要ですネ
痛感しました。安い工具による玉抜きは、もう懲り懲りです。
・・と言いながら懲りずに次回に続く・・。
次の犠牲者はナシカズームです。
■久々の休日です。
3月は仕事の繁忙期で、この連休が3月になって初めての休日に
なりました。
日曜日は天気が良かったのですが、遠征して菜の花ハイチュウを撮りに
行く気になれず、かといって、自宅でゴロゴロしていても気が滅入るばかり
とにかく外に出て、体を動かすことにしました。
久しぶりに緑地帯を歩いてみたら、野山は震災があったことがウソのように、
例年と同じくのどかな春でした。
「ホーホケキョ」の鳴き声を聞きながら、野山をしっかりと散策し、帰りは
近くの川に出て、野鳥のトビモノを練習しました。
レンズはEF400㎜を使用し、AFではなくMFで撮影しました。






久しぶりの撮影、とにかく楽しいです。
震災でブログを休止される方も多いですが、これまで休んでいた私は
こういう時期だからこそ、ブログを再開しようと思いました。
被災に遭っていない方は、風評など気にせずに早く平時に戻ることが
復興を早めるという気概と認識が必要だと思います。
■撮影 EF400㎜+EOS7D トリミング
■日本にもFEMAを!
3月は仕事の繁忙期で、この連休が3月になって初めての休日に
なりました。
日曜日は天気が良かったのですが、遠征して菜の花ハイチュウを撮りに
行く気になれず、かといって、自宅でゴロゴロしていても気が滅入るばかり
とにかく外に出て、体を動かすことにしました。
久しぶりに緑地帯を歩いてみたら、野山は震災があったことがウソのように、
例年と同じくのどかな春でした。
「ホーホケキョ」の鳴き声を聞きながら、野山をしっかりと散策し、帰りは
近くの川に出て、野鳥のトビモノを練習しました。
レンズはEF400㎜を使用し、AFではなくMFで撮影しました。






久しぶりの撮影、とにかく楽しいです。
震災でブログを休止される方も多いですが、これまで休んでいた私は
こういう時期だからこそ、ブログを再開しようと思いました。
被災に遭っていない方は、風評など気にせずに早く平時に戻ることが
復興を早めるという気概と認識が必要だと思います。
■撮影 EF400㎜+EOS7D トリミング
■日本にもFEMAを!
東北関東大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福を
お祈り申し上げます。
また被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
被災地において一日も早い復旧及び復興を、お祈り申し上げます。
・・・と書いても、残念ながら被災者の方には何の役にも立ちません。
まず義援金から始めて、これから自分がすべきことを実行していきたいと
思います。
■ユラユラ病
古くて細長い雑居ビルの8階が、私の職場です。
大震災から今日まで、毎日のように揺れています。
構造的に揺れやすいのか、自宅では全く被害がないのに・・・
ここでは棚のものは全て落下し、書庫は倒れ、机の上のタワー型のパソコンも
モニターと一緒に倒れました。
重たい本がぎっしりと詰まったま倒れた書庫は、起こすことが出来ないので
未だにそのままの状態です。
とにかく、このノッポビルはよく揺れます。
この状態が長く続いたせいか、帰りに駅のホームで電車を待っていても
自宅で風呂に入っていても・・・ユラユラ・・・ユラユラ・・
常に揺れいる感覚が続いていて、寝床に入っても抜けません。
「少し疲れているのかナァ」と、渋谷の9階ビルで働く娘に話したら
娘の職場では「ユラユラ病」といって、皆同じ症状らしいです。
船旅の後遺症のようなこの「ユラユラ病」、いつになったら治まるのか??
今後の大きな地震を考えると、早く低層階に移りたいです。
■援助の輪
東京では、電力不足のために・・・
駅・公共施設・デパートでは補助照明は切られ、エスカレーターも止まったり
お店も早仕舞いで、夜は暗くなって人も疎らです。
昼間は動いている電車の中も、消灯です。暗くなって寂しくなりました。
スーパーの食料も少なく、ガソリンスタンドも並んで限定量の給油です(涙)
何か・・気持ちまでが鬱になりますネ。
ところが、
先日、仕事で小田急相模原にいった時、停電で信号機も止まっているのに
お昼に入った定食屋さんでは、停電中でもちゃんと営業していました。
その店主が、「今自分に出来ることは、皆さんに食事を提供すること。
これしかないので、最後まで頑張って営業するヨ」と話していました。
これは嬉しいですネ
おいしい食事以上に、元気をいっぱい頂きました。
また昨日会った方は、その方が所有している空室になっているアパートと貸家を
被災者の方に無償で提供したいと話していました。
実現するにはいろいろと問題が多いと思いますが、是非実現させて貰いたいと
願っています。
今日の午前中に訪問した会社には、入口に募金箱が置いてあり・・・
社長と専務(奥さん)が、会社として別に30万円寄付したいと話してくれました。
日頃からお金には非常にうるさい社長ですが、今回だけは見直しました。
そこの会社の若い社員さんが、今回の地震と放射能汚染が2011年2月20日に
インターネットで既に予言されていると言って、その場でサイトを開け手短に
解説してくれました。仕事中に巨大掲示板を閲覧するとは・・・??
「2011/02/20(日)01:55:36.65」
2011年 九州は火山で震え、関東は地震で崩れ、東北は放射能で汚染される
2012年 2011年に始まっていた大陸での戦争が休戦
2013年 世界中の海岸が陥没してゆく
・
・
短文で、いろいろと書いてありましたが、私にとっては、この予言が当たろうが、
今となってはどうでも良いことです。
この時期に予言を持ち出すのは、不安を助長させる行為だと思い、その社員さんの真意が
分かりませんでした。しかしこの予言には続きがあって・・・
「東北は復興するどころか、未来においても世界から賞賛される先端地域になる。」
「原発がどうなるかはわからないけど、日本は大丈夫。本当に大丈夫。」
「わたしらがやることは、死んだ人達が命を懸けて遺してくれた社会を、辱めないこと。貶めないこと。」
・・・等等
解説を聞いて、年甲斐もなく何か救われた気がしました。
そして2chまで持ち出して解説してくれた、彼の真意を理解しました。
いまでは、この予言を信じてみようという気になっています。
必ず予言を現実のものにしなければならないと思っています。
今日は人々の優しさに接し、希望を持てた一日になりました。感謝です。
私も日々の生活を通して周りの方に元気と希望が与えられるように、
もっと頑張りたいと思いま~す。
お祈り申し上げます。
また被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
被災地において一日も早い復旧及び復興を、お祈り申し上げます。
・・・と書いても、残念ながら被災者の方には何の役にも立ちません。
まず義援金から始めて、これから自分がすべきことを実行していきたいと
思います。
■ユラユラ病
古くて細長い雑居ビルの8階が、私の職場です。
大震災から今日まで、毎日のように揺れています。
構造的に揺れやすいのか、自宅では全く被害がないのに・・・
ここでは棚のものは全て落下し、書庫は倒れ、机の上のタワー型のパソコンも
モニターと一緒に倒れました。
重たい本がぎっしりと詰まったま倒れた書庫は、起こすことが出来ないので
未だにそのままの状態です。
とにかく、このノッポビルはよく揺れます。
この状態が長く続いたせいか、帰りに駅のホームで電車を待っていても
自宅で風呂に入っていても・・・ユラユラ・・・ユラユラ・・
常に揺れいる感覚が続いていて、寝床に入っても抜けません。
「少し疲れているのかナァ」と、渋谷の9階ビルで働く娘に話したら
娘の職場では「ユラユラ病」といって、皆同じ症状らしいです。
船旅の後遺症のようなこの「ユラユラ病」、いつになったら治まるのか??
今後の大きな地震を考えると、早く低層階に移りたいです。
■援助の輪
東京では、電力不足のために・・・
駅・公共施設・デパートでは補助照明は切られ、エスカレーターも止まったり
お店も早仕舞いで、夜は暗くなって人も疎らです。
昼間は動いている電車の中も、消灯です。暗くなって寂しくなりました。
スーパーの食料も少なく、ガソリンスタンドも並んで限定量の給油です(涙)
何か・・気持ちまでが鬱になりますネ。
ところが、
先日、仕事で小田急相模原にいった時、停電で信号機も止まっているのに
お昼に入った定食屋さんでは、停電中でもちゃんと営業していました。
その店主が、「今自分に出来ることは、皆さんに食事を提供すること。
これしかないので、最後まで頑張って営業するヨ」と話していました。
これは嬉しいですネ
おいしい食事以上に、元気をいっぱい頂きました。
また昨日会った方は、その方が所有している空室になっているアパートと貸家を
被災者の方に無償で提供したいと話していました。
実現するにはいろいろと問題が多いと思いますが、是非実現させて貰いたいと
願っています。
今日の午前中に訪問した会社には、入口に募金箱が置いてあり・・・
社長と専務(奥さん)が、会社として別に30万円寄付したいと話してくれました。
日頃からお金には非常にうるさい社長ですが、今回だけは見直しました。
そこの会社の若い社員さんが、今回の地震と放射能汚染が2011年2月20日に
インターネットで既に予言されていると言って、その場でサイトを開け手短に
解説してくれました。仕事中に巨大掲示板を閲覧するとは・・・??
「2011/02/20(日)01:55:36.65」
2011年 九州は火山で震え、関東は地震で崩れ、東北は放射能で汚染される
2012年 2011年に始まっていた大陸での戦争が休戦
2013年 世界中の海岸が陥没してゆく
・
・
短文で、いろいろと書いてありましたが、私にとっては、この予言が当たろうが、
今となってはどうでも良いことです。
この時期に予言を持ち出すのは、不安を助長させる行為だと思い、その社員さんの真意が
分かりませんでした。しかしこの予言には続きがあって・・・
「東北は復興するどころか、未来においても世界から賞賛される先端地域になる。」
「原発がどうなるかはわからないけど、日本は大丈夫。本当に大丈夫。」
「わたしらがやることは、死んだ人達が命を懸けて遺してくれた社会を、辱めないこと。貶めないこと。」
・・・等等
解説を聞いて、年甲斐もなく何か救われた気がしました。
そして2chまで持ち出して解説してくれた、彼の真意を理解しました。
いまでは、この予言を信じてみようという気になっています。
必ず予言を現実のものにしなければならないと思っています。
今日は人々の優しさに接し、希望を持てた一日になりました。感謝です。
私も日々の生活を通して周りの方に元気と希望が与えられるように、
もっと頑張りたいと思いま~す。
■大きく揺れました。
今日は、大変な地震がありました。
私はノッポビルの8Fで、毎日仕事をしています。
チョッとした揺れでも、このビルは大きく揺れるので
今回は、ほんとに大変でした。
皆さんは、大丈夫でしたか?
仕事場の棚に、カワセミグッズを飾っているのですが
その全てが落下して、一部が欠けてしまいました。
トホホ・・・
書類だなと書庫も倒れて、部屋中大変なことになっていて
忙しいのに書類整理と後片付けに追われています。
電子レンジ、パソコン、コピー機やFAXの位置が大きく移動して・・・
地震の怖さを実感しました。
そして、何よりも嫌なことは・・・
未だに余震が続いていることですネ
弛まなく、ずっと揺れています。
![tkyMAP30[1]](https://blog-imgs-30-origin.fc2.com/k/h/a/khanasuke/20110311192652be8.jpg)
今日は、ここに泊まりで仕事をしないといけないので
いや~な気分・・・(大汗)。
とにかく、がんばりま~す。
皆様に、被害が無いことを祈っています。
東京は、この地震によりガス供給停止にはなっていません。
しかし、この揺れによりガスが止まってしまいました。
東京ガスは震度4で自動停止機能が働くそうです。
このガスの復旧は、各人が簡単に出来ます。
復旧方法は東京ガスのHPに載っていますが、今アクセスが出来ない状態が
続いていますので、簡単に方法を記載します。
余震が続いていますので、火の扱いには充分に注意してください。
自己責任で、お願いします。
(1)ガス器具を全部止める
(2)ガスメーターのところに行き、メーターのむかって左上の黒いキャップを外して、
復旧ボタンを押す
(3)3分ほど待つ
(4)ガスが流れていない場合は赤いランプがつくが、ランプが消えたら、再開できる
以上です。
今日は、大変な地震がありました。
私はノッポビルの8Fで、毎日仕事をしています。
チョッとした揺れでも、このビルは大きく揺れるので
今回は、ほんとに大変でした。
皆さんは、大丈夫でしたか?
仕事場の棚に、カワセミグッズを飾っているのですが
その全てが落下して、一部が欠けてしまいました。
トホホ・・・
書類だなと書庫も倒れて、部屋中大変なことになっていて
忙しいのに書類整理と後片付けに追われています。
電子レンジ、パソコン、コピー機やFAXの位置が大きく移動して・・・
地震の怖さを実感しました。
そして、何よりも嫌なことは・・・
未だに余震が続いていることですネ
弛まなく、ずっと揺れています。
![tkyMAP30[1]](https://blog-imgs-30-origin.fc2.com/k/h/a/khanasuke/20110311192652be8.jpg)
今日は、ここに泊まりで仕事をしないといけないので
いや~な気分・・・(大汗)。
とにかく、がんばりま~す。
皆様に、被害が無いことを祈っています。
東京は、この地震によりガス供給停止にはなっていません。
しかし、この揺れによりガスが止まってしまいました。
東京ガスは震度4で自動停止機能が働くそうです。
このガスの復旧は、各人が簡単に出来ます。
復旧方法は東京ガスのHPに載っていますが、今アクセスが出来ない状態が
続いていますので、簡単に方法を記載します。
余震が続いていますので、火の扱いには充分に注意してください。
自己責任で、お願いします。
(1)ガス器具を全部止める
(2)ガスメーターのところに行き、メーターのむかって左上の黒いキャップを外して、
復旧ボタンを押す
(3)3分ほど待つ
(4)ガスが流れていない場合は赤いランプがつくが、ランプが消えたら、再開できる
以上です。
久しぶりの更新です。
目下、仕事が忙しくて、土日も無い生活を続けています(涙)
全く野鳥撮影に行けませんので、1月に下書きしていた原稿を、
手直ししてupします。次回の更新は3月中旬以降になります。
ご不便をお掛けして、申し訳ありません。
どうかお許しを~
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
■チューブヘリコイド顛末
昨年はチューブヘリコイトと称して、手持ち撮影の操作性を
一般のカメラレンズの操作性に近づけるためにBORGの
ヘリコイドを購入して、いろいろと試作を繰り返しました。
結局、BORGのヘリコイドを4個購入して試しましたが
天体望遠鏡用のヘリコイドでは動きが微動すぎて、手持ちでは
トビモノを撮影する場合、何かイマイチの感触です。
結局、満足なものは完成しませんでした。
お金が続かず、最後の試作機を中川さんに送って終了です。
これで、諦めれば良いのに・・・、全く懲りない私です。
BORGのヘリコイトに未練を残しながらも、今度は安価な・・
ジャンクレンズを使用して、チューブヘリコイトの夢を追いました。
ヤフオクで激安レンズを10数本入手して、その半数を全玉抜き
しました。当初抵抗感があった玉抜き行為も、次第に面白くなって
抜けたときの達成感を求めて、結構嵌りました。
結局、チューブヘリコイドとして使えそうなものは2本くらい・・
これ以上やっても資源の無駄だと思って、昨年の夏ごろに終了。
玉抜きしていないレンズは、その全てを購入先に無償で送り、
残りのほとんどが、燃えないゴミになりました。酷い話ですネ
2本の試作品はBORGのドロチューブと併用ですが、鏡筒を持ったまま
左手でその鏡筒を回転させるだけでピント操作が出来ます。
全くヘリコイドのピントリングを触らないで合焦操作が可能なので
マニュアルによるトビモノ撮影には、便利だと思います。
その結果、BORGのヘリコイドを使用した試作機に比べ、格段に
完成度が上がりました。
まだまだ詰めが甘いですが、どうにか当初の目標は達成です。
普通ならば、ここで終わりでしょう・・・(大汗)
ここで落ち着かないから、問題なんです(笑)。
昨年から密かに以下のことを、こそこそとやっています。
■一般望遠レンズの対物レンズ換装へ
チューブヘリコイドは手持ち専用システムです。
鏡筒全体を回転させてピント操作をしますので、鏡筒が固定される三脚
では使えません。
そこで次は、三脚使用を前提に口径の大きいシステムを、一般のカメラレンズ
と同じような操作性にしたいと思い始めました。
もう完全に病気です(笑)
お金を掛けなくて達成する方法は、またしてもジャンクレンズの利用で、
今度は超望遠カメラレンズの大型ヘリコイドを使わないと実現不可能だと
思いました。
いろいろと考えて、辿り着いたのがBORGの鏡筒を利用しないことと・・・
代わりにカメラレンズの鏡筒(筐体)をそのまま利用し、そのカメラレンズの
ヘリコイドだけで合焦操作をすることです。
カメラレンズの長さとヘリコイドのストロークに制約があるので、実際には
対物レンズとの組合せが非常に難しいのですが、いつものように・・・
頭の中では、長い超望遠カメラレンズを選んで、そこから全玉抜きをして
その鏡筒に、天体望遠鏡対物レンズを装着すれば完成だ・・・と
とても簡単そうに思えました。
要は単に対物レンズを入れ替えるだけの話、これならば私にも出来る?
夏はトキナーレンズを使用した超簡単アクロマートAFに浮気をしつつ・・
秋になってから、ジャンク扱いの長い超望遠カメラレンズをヤフオクで物色し、
実際にレンズを入手し始めました。

超望遠カメラレンズは、ジャンクでも高いので、予想外な支出です。
結局使えそうな超望遠レンズを5本入手して、3本については既に玉抜き作業
を開始し、目下・・・大苦戦中(大汗) なかなか完成しません。
今は、繁忙期なので仕事が暇になるまで手が付けられなくて、焦っています。
先月、BORGから望遠レンズユニット開発の発表がありましたネ。
私の場合は、皆さんと違って喜びよりもショックの方が大きかったです。
これが販売されると知っていれば、ジャンクレンズは買わなかったのに!(涙)
とほほ・・ですネ
望遠レンズユニット試作機の形状は、正に私の目指していた合焦装置そのもの♪
見れば見るほど、直ぐに欲しい、絶対欲しい・・・(笑)
この望遠レンズユニットの販売価格が、実際いくらになるか分かりませんが、
例え10万円としても、これまでの私がBORGの合焦装置のために支出した金額
を考えると、安い・・安い!? 散財しなければ、余裕で買えています。
皆さんもBORG沼にはご注意を!!
今後、BORGから完成度の高い新ユニットが出ると分かっていても、既に作業を
開始している以上、もう後に引けません。
目下繁忙中なのでブログの更新はかなり遅れますが、これまでの反省の意味を込めて、
入手したカメラレンズの改造とその顛末を、次回以降3回シリーズ?でご報告します。
当分の間、時代に逆らって、ひたすらマニュアル道を進みたいと思います。
この試みが劇的な合焦操作性の向上に繋がっているのか、今の段階では不明ですが、
鏡筒を替えただけで、外見の印象がカラリと変わります。持つ喜び・・・
私の中では、優れたカメラレンズが持つ機能美を活かしたBORGのドレスアップが、
今ブームになっていて、BORGのこの変身が実に楽しいです。
それにしても、BORGにはいろんな楽しみ方がありますネ 再発見♪♪
目下、仕事が忙しくて、土日も無い生活を続けています(涙)
全く野鳥撮影に行けませんので、1月に下書きしていた原稿を、
手直ししてupします。次回の更新は3月中旬以降になります。
ご不便をお掛けして、申し訳ありません。
どうかお許しを~
BORGの合焦操作性を一般のカメラレンズ並みに!
■チューブヘリコイド顛末
昨年はチューブヘリコイトと称して、手持ち撮影の操作性を
一般のカメラレンズの操作性に近づけるためにBORGの
ヘリコイドを購入して、いろいろと試作を繰り返しました。
結局、BORGのヘリコイドを4個購入して試しましたが
天体望遠鏡用のヘリコイドでは動きが微動すぎて、手持ちでは
トビモノを撮影する場合、何かイマイチの感触です。
結局、満足なものは完成しませんでした。
お金が続かず、最後の試作機を中川さんに送って終了です。
これで、諦めれば良いのに・・・、全く懲りない私です。
BORGのヘリコイトに未練を残しながらも、今度は安価な・・
ジャンクレンズを使用して、チューブヘリコイトの夢を追いました。
ヤフオクで激安レンズを10数本入手して、その半数を全玉抜き
しました。当初抵抗感があった玉抜き行為も、次第に面白くなって
抜けたときの達成感を求めて、結構嵌りました。
結局、チューブヘリコイドとして使えそうなものは2本くらい・・
これ以上やっても資源の無駄だと思って、昨年の夏ごろに終了。
玉抜きしていないレンズは、その全てを購入先に無償で送り、
残りのほとんどが、燃えないゴミになりました。酷い話ですネ
2本の試作品はBORGのドロチューブと併用ですが、鏡筒を持ったまま
左手でその鏡筒を回転させるだけでピント操作が出来ます。
全くヘリコイドのピントリングを触らないで合焦操作が可能なので
マニュアルによるトビモノ撮影には、便利だと思います。
その結果、BORGのヘリコイドを使用した試作機に比べ、格段に
完成度が上がりました。
まだまだ詰めが甘いですが、どうにか当初の目標は達成です。
普通ならば、ここで終わりでしょう・・・(大汗)
ここで落ち着かないから、問題なんです(笑)。
昨年から密かに以下のことを、こそこそとやっています。
■一般望遠レンズの対物レンズ換装へ
チューブヘリコイドは手持ち専用システムです。
鏡筒全体を回転させてピント操作をしますので、鏡筒が固定される三脚
では使えません。
そこで次は、三脚使用を前提に口径の大きいシステムを、一般のカメラレンズ
と同じような操作性にしたいと思い始めました。
もう完全に病気です(笑)
お金を掛けなくて達成する方法は、またしてもジャンクレンズの利用で、
今度は超望遠カメラレンズの大型ヘリコイドを使わないと実現不可能だと
思いました。
いろいろと考えて、辿り着いたのがBORGの鏡筒を利用しないことと・・・
代わりにカメラレンズの鏡筒(筐体)をそのまま利用し、そのカメラレンズの
ヘリコイドだけで合焦操作をすることです。
カメラレンズの長さとヘリコイドのストロークに制約があるので、実際には
対物レンズとの組合せが非常に難しいのですが、いつものように・・・
頭の中では、長い超望遠カメラレンズを選んで、そこから全玉抜きをして
その鏡筒に、天体望遠鏡対物レンズを装着すれば完成だ・・・と
とても簡単そうに思えました。
要は単に対物レンズを入れ替えるだけの話、これならば私にも出来る?
夏はトキナーレンズを使用した超簡単アクロマートAFに浮気をしつつ・・
秋になってから、ジャンク扱いの長い超望遠カメラレンズをヤフオクで物色し、
実際にレンズを入手し始めました。

超望遠カメラレンズは、ジャンクでも高いので、予想外な支出です。
結局使えそうな超望遠レンズを5本入手して、3本については既に玉抜き作業
を開始し、目下・・・大苦戦中(大汗) なかなか完成しません。
今は、繁忙期なので仕事が暇になるまで手が付けられなくて、焦っています。
先月、BORGから望遠レンズユニット開発の発表がありましたネ。
私の場合は、皆さんと違って喜びよりもショックの方が大きかったです。
これが販売されると知っていれば、ジャンクレンズは買わなかったのに!(涙)
とほほ・・ですネ
望遠レンズユニット試作機の形状は、正に私の目指していた合焦装置そのもの♪
見れば見るほど、直ぐに欲しい、絶対欲しい・・・(笑)
この望遠レンズユニットの販売価格が、実際いくらになるか分かりませんが、
例え10万円としても、これまでの私がBORGの合焦装置のために支出した金額
を考えると、安い・・安い!? 散財しなければ、余裕で買えています。
皆さんもBORG沼にはご注意を!!
今後、BORGから完成度の高い新ユニットが出ると分かっていても、既に作業を
開始している以上、もう後に引けません。
目下繁忙中なのでブログの更新はかなり遅れますが、これまでの反省の意味を込めて、
入手したカメラレンズの改造とその顛末を、次回以降3回シリーズ?でご報告します。
当分の間、時代に逆らって、ひたすらマニュアル道を進みたいと思います。
この試みが劇的な合焦操作性の向上に繋がっているのか、今の段階では不明ですが、
鏡筒を替えただけで、外見の印象がカラリと変わります。持つ喜び・・・
私の中では、優れたカメラレンズが持つ機能美を活かしたBORGのドレスアップが、
今ブームになっていて、BORGのこの変身が実に楽しいです。
それにしても、BORGにはいろんな楽しみ方がありますネ 再発見♪♪